ビーチクリーナー

2006-05-24 | コラム
数日前、素足で歩ける砂浜を次世代に伝えようと、ホンダが試行錯誤

の末、砂浜を清掃するための「ビーチクリーナー」を開発したという

ニュースがあった。


しかも、同社社員とOBの計約15人でキャラバンを結成し、

今月16日に神奈川県の鵠沼海岸を清掃。

来年3月までに北海道や東北、山陰、九州の鳴き砂海岸を中心に

全国約20カ所で清掃活動を行う計画。


バイクの開発担当者が、ごみで汚れた砂浜を見たのが開発の

きっかけだとか。






この記事を読んで、先日近所の砂浜へ行ってみたら、あたり

一面ゴミだらけでガッカリしたことを思い出した。


ゴミのポイ捨ては、一部のモラルやマナーの無い人達が

やっているのだろうが、その始末をする人がいないものだから

ゴミがどんどん増えて近い将来、「夢の島」状態になりそうな

感じだった。




あのゴミに囲まれた環境の中でキャンプしたり、バーベキュー

したりする感覚もなかなか凄いw。


一緒に来ている子供達が、コレが当たり前だと思うように

なるのか、と考えるとちょっと怖い。



昨年、沖縄へ行った時は、どこのビーチへいっても、ゴミは

ほとんど無く綺麗だったのに・・・。


残念ながら、こちらはやっぱり少し意識が低いのだろうか。






今まで本田宗一郎の本も何冊か読ませてもらったが、昔から

ホンダという会社も非常に環境意識の高い会社で、車の環境

性能もさることながら、その製造工場においても周辺への

環境負荷を最大限に減らす努力をしているという。


この「ビーチクリーナー」も、その環境意識の高さから生み出された

製品だと思うが、少し調べてみると既にこういった牽引型の

「ビーチクリーナー」は他にもいくつか製造している企業はあった。


こんなに単純な形状ではなく、箱形でもう少し大きくて、ゴミを

貯めるタンクが装備されているものもある。





世の中にはこういういい機械がちゃんと存在するわけだが、

実際、これを誰が購入して誰が砂浜を清掃するのだろう

と考えてみる。



普通に考えると私有地でない限りは、お役所が環境整備の

一環として税金を投入して、どこかに委託するのだろうか。


あとは上述のようなボランティア活動?



不法投棄は論外だが、みんながゴミを持ち帰ればすむこと

なのに、とにかくなんでも税金で誰かが後始末する世の中

っていうのも寂しいものである。


ゴミの有料化も仕方ないにせよ、それが逆に不法投棄に

走る原因になっていることは否定できない。


人の意識が高まらなければ、反対にゴミを買い取るような

システムにしないと不法投棄は減ることはないだろう。


ゴミを買い取るコストと不法投棄の対策にかかるコストを

天秤に掛けたら、どういう結果になるのだろうか。



そんなことを考えていたらやっぱり当分、税金は増えることは

あっても減ることはないという結論に至ったw。
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