新星空の友

光害の自宅でネオワイズ彗星(C/2020 F3)を撮影しました(写真追加有)

 光害の自宅で遠ざかるネオワイズ彗星(C/2020 F3)を撮影しました。
 7月31日曇り一時雷雨のち快晴。昼に急に雷雨で豪雨のようでした。その後晴れてきて快晴になりました。雷雨の後、梅雨明けした模様です。
 昼から6/8以来の快晴です。快晴の夜空で西空高度30度のF3ネオワイズ彗星を撮影することにしました。
 夕食後、日課のウォーキングを取りやめてε-130D望遠鏡を庭へ準備しました。月明かりはありますが、短時間露出で写ると思います。
 撮影は薄明の終わる20時10分過ぎからです。うしかい座アークトゥルスを基準星にしてF3彗星を導入しました。一発導入できました。
 試写してカメラモニターをチェックしました。彗星の青白いコマがハッキリ写りダストの尾も少し写っていました。
 望遠鏡のファインダーでは彗星は判りませんでした。撮影前のカメラモニターでは存在が判る程度です。
 連写撮影しました。後でコンポジット(複数枚合成)します。
 撮影直後、妻を呼んで撮影したカメラモニターの彗星像を見てもらいました。
 月の横に木星と土星も昇って見えています。梅雨明けして木星・土星・火星の撮影シーズン到来です。夏の夜も忙しくなりそうです。
 
 撮影した写真を添付します。(8/2移動確認写真②追加)

 彗星光度はステライメージ8ソフトで自動測定しますと、5.7±0.1等です。
 ダストの尾の長さは角度で0.4度、コマ直径は角度で7.4分です。
 7/14頃と比べ光度も暗く、尾も小さくなりました。
 写真は少し離れて見ますと、左側へ尾が引いているのが判ります。
 右下の明るい星はかみのけ座γ星(光度4.4等)です。

 尚、海外で7/20に撮影されたF3彗星の写真からイオンの尾の長さを測定しますと、角度で28度に達していました。ウエスト大彗星よりも長いイオンの尾となりました。

①遠ざかるネオワイズ彗星(C/2020 F3)

2020年7月31日20時18分30秒~19分43秒
露出6秒×12コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
ISO1600 トリミング 自宅 気温27℃ 上が北

②移動するネオワイズ彗星(C/2020 F3)

2020年7月31日20時25分05秒~26分40秒
露出8秒×12コマ 他データは①と同じ
※彗星コマ左下の星の方向(西側)へ少し移動しています。
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