goo blog サービス終了のお知らせ 

中年男のブログ

書く内容は気まぐれ。書く頻度も気まぐれ。

考える変数が多いが

2013-12-18 03:41:23 | Weblog
サブスクリプションAPIの影響がどうなるのかという話は、木を見て森を見ずの話になってしまうことに

なるので大局的な視点から。


毎年1割ずつ売上減という現実

マケプレにおける出品者・出品量の慢性的な増加から需給関係が常に供給過剰な状態なわけで、いろいろな

方の話を総合すると、おおむね2011年頃は人件費を除いた粗利益率50%→今年2013年の粗利益率40%

へと粗利益率が落ちてきているそうな。

これをわかりやすいサンプルで考えてみると、例えばの数字ではあるけど、

2011年に月間売上120万・経費60万→2013年月間売上100万・経費60万

みたいなわけで、年々月間売上が10万ずつ下がってきているということになる。

この調子で行くと、来年は月間売上90万・経費60万で粗利益率33%になる計算だ。

逆に言うと収入に直結する粗利益額が2011年・60万→2013年・40万(→2014年・30万か?)

ということで、せどり専業では生活が成り立つかどうかという状況になりつつあるということになる。


マケプレの販売率が落ちてきている

2010年の年末の100人オフ会でアマゾンの中の人が参加されて、年々マケプレの市場規模は拡大しています

という話ではあったけど、あれって全てのジャンル込みこみでしょ。

基本的には出品者数の著しい増加が見られた年であったが、特に「マケプレの書籍」に限定した場合の

市場規模が既に頭打ちなってきているという可能性がある。

もしそうならばゼロサムゲームの中での売上の奪い合い状態の時代に入ってきているという認識をもつ

必要がある。



サブスクリプションAPIは平均価格下落のトリガー

もとより供給過剰なところに来年はサブスクリプションAPI実装のツールが普及することになるわけで、

当然のことながら更なる価格下落の引き金になることは間違いない。

特に薄利回転系の平均価格下落に拍車がかかると思われる。

もっとも「7つの習慣」のような定番商品の価格はむしろ安定化・固定化する(次の項目記事参照)


BOのサーチ禁止・個別商品ごとの価格設定

都内を中心にサーチ禁止店が多くなってきた上に、来春から個別商品ごとの価格設定をするという

話なので、BOせどり中心の人には大きな痛手になるのは間違いない。

ただこれは、今までネットに流れていた商品の一部が店頭で売買される、裏を返すとネットに流れる

物量が減ることになるので、薄利回転系の商品を除いては、価格下落抑止・又は価格の半固定化の

要因となるかもしれない。

(例えば、道は開ける・新装版の販売相場は800円みたいな。)


一方でBOの個別商品ごとの価格設定は、買取状況・流通経路にも微妙な変化をもたらす可能性がある。

例えば個人の古書店は、専門書などをBOより高く買い取ることで顧客を集めてきたかもしれない。

ところが今後は専門書の買取をBOに取られてしまうことも想定される。


来年の主な課題

・商品としての良質な在庫の確保 (これが最も厳しくなる。安易な程度の低いものを極力避ける)

・経費節減 (出来れば2割削減→仮に売上1割減になっても今年並みの粗利益額が確保できる)

・ブルーオーシャンな新規商品発掘


とりあえず、以上をあげておきます。

価格下落スパイラルの回避

2013-11-19 02:53:11 | Weblog
引き続き、サブAPI関連第3話。


前回の記事の通り、

ハ)ある出品物の(-1円設定の)出品者が2社以上サブAPI利用。

  →1時間に付き約30円ずつ最低価格が下がっていく。

という従来の常識を覆すような短時間の価格暴落を極力避けるために、どうしたらよいのか。



例えば-1円だと下げがきついので、自分は±0円の設定をしますと言ったところで、

相手も必ず±0の設定にするとは限りません。

ニ)サブAPI仕様A社のみ-1円設定、他のサブAPIのB社が±0円設定しても、

  商品価格が例えば1000円→A社999円(-1)→B社999円(±0)→A社998円(-1)→B社998円(±0)→・・・

という形で2分おきに→に移っていくので、1時間当たり15円(24時間で360円)下落することに

なってしまいます。
 
-1円同士の設定に比べて半分の下げ幅ですが、下げ幅がきついのには変わりありません。

つまり1社でも-1円設定のサブAPIツールが混ざっていると、不本意ながら価格下落スパイラルに

まきこまれてしまう結果になります。

その結果、殆どの出品者の出品物が数日のうちに1円本の山になってしまうでしょうw



ツール開発者の設計上の課題

さて、サブAPIツールが世に出てくる際に、最もシンプルな価格改定ツールの設計ですと、

ツール運営者(出品者)の要求どおりの価格改定をそのままするだけの機能しか持たない

ものがあるかもしれません。

±0円とか-1円に設定するのはツール使用者の自己責任の問題で、個別商品ごとに最低価格の
設定が出来ますので、下げすぎないよう自己防衛して下さい


となるかもしれません。 

これはある意味で現行のMWSツールでは当たり前の流儀なんですが、価格の下げ方が緩慢な

こともあって、特に問題にはなりませんでした。

ところがサブAPIツールでは、仮に±0円設定(コバンザメ設定)したにもかかわらず、

1週間後には在庫の総額が半分以下になってしまうかもしれません。

あるいは、ほとんどの商品が自分で設定した最低価格で止まっており、実勢最低価格が

それ以下になっているものが多くあって、実質的に固定価格で出品したのと何ら変わり

ない、すなわち回転率が著しく落ちているかもしれません。

そこで悪意のある人が、こういうツールを故意に無料でネット配布して「他の出品者を破産に追い込む」とか、

「安くなったところを電脳する」などと企むかもしれません。そういうレベルのものになってしまいます。



そうなるとお金を取って販売されるサブAPIツールは、価格下落スパイラル抑止のために、

現行のMWSツールには存在しなかったいくつかの新たな創意工夫を当然入れる必要があるでしょう。



開発者泣かせの価格下落防止システム

とは言っても、この下落抑止のシステム体系を作り上げるのは、かなり困難を極めるものと思われます。

私のアルツがかった頭を絞って考えられる可能性は、

・-1円設定で-1円にするのは非サブAPIツール対象者に限定される。相手をサブAPIツールと認識したら

 自動的に±0円に設定される。

 (→ -1円設定暴走アカウントのブラックリスト機能w)

・1時間あたり○円以上下げない。(時間当たりの下げ幅制限)

・相手がサブAPIと認識する過程で下げ過ぎてしまった分を補正する機能。

のようなシステムが考えられます(あくまでも例えばの話ですが)。

一定以上の販売力向上の成果が無ければ、ツールを使用する意味がありませんので、

あくまでも価格下落に対処しつつ、かつ可能な限りの最安値を確保できるような設計に

なるのではないかと思います。



最後に余談ですが、決して普及版クラスのものでは期待できない、人口知能AIに近い複雑なプログラムに

なりそうなのがこのあたり。

・最安値集団から2番手集団への後退機能(現行MWSルートのデータによる補正)

 あるいは、3番手価格-1円の価格への自動補正機能。 



今回は以上です。


サブスクリプションAPI以降の価格下落スパイラルモデル

2013-11-13 04:08:21 | Weblog
さて、前回の記事の続き。



現行のMWSツールでは前述したようにリクエスト制限の制約があるために、商品1000点につき

約12分の価格改定時間を要します。

例えば、商品数10万点の大手が価格改定をしようとすると、価格改定に要する時間は約20時間。

一方で、商品数5000点の個人規模の改訂時間は1時間になります。

大手が1回の価格改定をする間に、個人レベルでは20回価格変更が出来ますので、例えば

1円下げ最安値価格を維持するのに規模が小さいほど有利だったわけです。

(しかも大手のアップロードする価格は平均10時間前の最低価格を基にした価格改定になるので、

最安値にならず3・4番手くらいのマヌケな価格になってしまうのではないか?w)

そこで大手は業を煮やしていきなり安値に放り込んでくる、という状況も多いわけです。

現行のMWS体制下の価格改定競争では、個人規模出品者はリクエスト制限に守られてきた。



新しく登場するサブスクリプションAPIにはリクエスト制限がありませんので、他社の価格改定に

即応して、たとえ同時に約10万点の価格改定の必要が生じても、2分後には最新の価格改定へ

全ての商品の価格更新が完了しているでしょう。

言い換えると、MWS体制下での個人規模の最低価格維持優位の状況は完全に消滅します。

サブAPIツールを実装した出品者同士は、出品数の多い少ないによる優劣がなくなります。

サブAPIの登場は、大手出品者も最安値価格競争に参入できる環境を提供することになる。



それでは、サブAPI以降の価格下落の仕方はどのようになるでしょうか。

できるだけモデルをシンプルにするため、出品者全員が最低価格をマイナス1円に設定していると仮定します。

またサブAPIツールが価格更新をするのに2分かかると仮定します。

突き詰めると以下の3つのパターンに全て収束します。

イ)ある出品物の出品者が全員MWSツール利用の場合(現在の状態)。

 これは出品数の最も少ない出品者が2500点だとするなら、1回の価格改定に要する時間は30分。

 その価格に反応して価格改定が終わるまで一定の時間を要するので、

 →1時間に付き約1円ずつ最低価格が下がっていく。

ロ)ある出品物の出品者が1社のみサブAPI利用、他が全員MWS利用の場合。

 MWS利用のうち出品数の最も少ない出品者が2500点だとするなら、

 →1時間に付き約2円ずつ最低価格が下がっていく。 

ハ)ある出品物の出品者が2社以上サブAPI利用

 (この場合MWS利用者がこのほかに何人いても最安値価格を吐き出すのは不可能)

 →1時間に付き約30円ずつ最低価格が下がっていく。

1日24時間で、なんと720円の下落!!! 


イ)ロ)の下落はまだ緩慢ですが、サブAPIが2社以上参入すると、もの凄い価格下落スパイラル

が生じることになります。

以上のことから言えることは、

MWSツール利用者は、マイナス1円設定してもただの自滅行為でしかなくなる(単なる自慰行為)

サブAPI同士は原爆の打ち合いになり、お互い不毛で深刻な消耗戦になる。


とりあえず今回は以上です。


価格改定革命 : クラウド上で動く瞬殺価格改定ツール登場か?

2013-11-07 07:35:27 | Weblog
AWS(Amazon Web Service)スタートアップ支援プログラムの開始

Amazonでは先月AWS(Amazon Web Service)スタートアップ支援プログラム、AWS Activate を開始しています。

これはあくまでクラウドですので、ツール開発者・サイト運営者が使うものですが。

例えば、携帯検索ツールを運営していた運営者は、この機に他のレンタルサーバーから

このAmazon Web Serviceへ移動するかもしれません。

開発者以外の人(私も含めてw)が見ても、何がなにやらさっぱりわからないかもしれません。



サブスクリプションAPIの登場

一方で、ほぼ先月の同時期にサブスクリプションAPIの使用が可能になっています。

現行の価格改定では通常MWS(API)を利用して、ローカルPCとAmazonのサーバー間を

インターネット回線を介してデータの比較・やりとりをしています。

この際、サーバーへの過剰な負荷回避のためリクエスト制限(スロットル制限)があり、

このため一定の速度を超えて価格改定はできない仕様になっています。

また価格改定が実際に必要であるか否かにかかわらず、出品している

商品全てについて調べに行ってますので、非効率なところがあります。



新しく登場したサブスクリプションAPIでは、自分が出品している商品にイベント

(他の出品者が価格改定するなど)が生じた際、60秒以内に出品者に通知されます。

通知される先は、AWS(クラウド)上のAmazonSQSのみになります。

よって価格改定が行われた商品に対してのみリアクションをするという価格改定方法が可能になります。

ちなみにMWSのようなリクエスト制限がありません。

また他のTOP20の出品者情報が得られることから、かつてのAPIのような個別の価格改定除外出品者の

オプションが装備できると思われます。

当然ながらサブスクリプションAPIを利用するには少なくともAWSのアカウントを作る必要があります。



今後この機能を利用したツールが開発され一般販売されるかどうか分かりませんが、現行のMWS利用のツール

とは全く異なるロジックで作動する、つまりアプリ全体を全くのゼロからアーキテクトする必要があるために

一定の開発時間はかかると思われます。

(個人利用のために開発する能力のある人は、先行者利益が得られるでしょうねw)

またAWSでの運用には初年度のみ無料枠があるにせよ、通常の運用でどの程度の課金が生じるのか、

費用対効果の視点からの検証も必要でしょう。



強力な電脳ツールが作れるのか?

Amazon内における電脳の仕方にはおおまかに、

イ) 高額で売れることが想定される商品に対して、低価格で出品された商品を刈り取るツール。

ロ) 最低価格と2番目価格の剥離が大きい商品を見つけるツール。

ではないかと思いますが、サブスクリプションAPIでは、あくまでも自分が出品している商品

対するリスボンスですから、上記のいずれの用途にも利用できないケースが多いと思われます。



今回は以上です。

JANコードのない雑誌をJANコードへ変換

2013-09-13 01:00:50 | Weblog
私もつい最近気づいたことなのですが、古い雑誌でアマゾンにカタログが存在しない商品を

新規商品登録するには、JANコードへ変換して新規登録すればよいわけで、その方法について。




1.7桁の雑誌コードが付いているもの。

4910+(7桁の雑誌コード)+(発行年の西暦の末尾の数字)+(デジット)

前の12桁の数字から、末尾のデジットを自動で計算するページ↓(標準タイプ13桁の空欄を使用)

http://www.dsri.jp/jan/check_digit.htm

例) 1987年に発行の雑誌、雑誌コード「24870-06」ならば、

(4910)(2487006)(7)(8)→4910248700678 

と13桁のJANコードに変換できます。



2.「T」で始まる雑誌コードの場合。

例えば、2002年に発行された「T1106149111153」の雑誌の場合、

T(11)(0614911)(115)(3)=(外税)(7桁の雑誌コード)(定価)(デジット)

を示していますので、大事な7桁の雑誌コード部分だけ切り取って、あとは上記の1.と同様の作業になります。

(4910)(0614911)(2)(8)→4910061491128

と13桁のJANコードに変換できます。



以上の記事を書く際に参照したサイト

雑誌コード-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

バーコード (雑誌コード)
http://www1.odn.ne.jp/haru/data-other/barcode_03.html


今回は、以上です。


もしも書籍にメイン画像が必須になるとしたら・・・

2013-07-05 02:32:45 | Weblog
昨日の記事に関連して、もしも書籍にメイン画像が必要になったらという、まあある意味

ファンタジーな世界を想像してみましたw



まず一般購買者が自分の欲しい商品を検索する場合、ほぼ「商品名検索」で探すケースが

殆どと考えられ、ASIN(ISBN)番号で探すのは、ほぼプロの出品者しか想定できません。


こういう事態になった場合、推測できること

1. カタログに写真の掲載のないものは、まず売れなくなると考えたほうが良い。

  売れるにしても、かなり価格が落ちたところで電脳ツールに拾われるとか。

2.マケプレにおける古書の売れ行きは、一時的にせよ格段に落ちる。

  (日本の古本屋さんはウハウハw)

3. FBAに納品済みで写真掲載のないものは、一旦返品をかけて写真を撮影し、

  再納品するのが望ましい。

4. 個人がアップした写真が、いまカタログに掲載されているからといって、

  明日掲載されている保証はない。なぜなら自分の商品が売れた後に写真を

  削除してしまう人がいるから。

5. 最も慎重な出品者は、自己出品メインでも古書の出品の際に全てメイン画像を撮影するだろう。

6. 古書カタログに大量の空出品をかけていた業者は、壊滅的なダメージを受けることに

 なるだろうw

7. なぜかビーマー・薄利多売者には、殆ど関係ない話ではあるw



それでは、書籍にメイン画像が必須という状況は訪れるのでしょうか?

以下、私の偏見と独断が一部混ざっていますw


1. 本家アメリカで先ずは先行して導入されるのではないか。

 日本での導入は数ヶ月のタイムラグがあるのが通例。

2. 今回のケースのように、施行1ヶ月前告知では急すぎるのではないか?

 最低3ヶ月の準備期間が欲しいところ。

3. FBAに納品済みのもので画像なしは、アマゾン倉庫にある商品の写真を撮ってほしいw

 まあそれは無理としても、返品費用の免除程度のサービスを考慮して欲しい。

4. 以前はメールで来ていた「商品情報の改善が必要な出品」という項目が、

 出品者アカウントのフロントページの上段に、でかでかと表示されるように

 なっていることが、少々気になるところ。


以上です。

メイン画像のない商品が売れなくなる日?

2013-07-04 00:50:35 | Weblog
先ずは、出品者アカウントのフロントページ下の方にある告知から。

==========================================================================

【重要】 メイン画像の登録について

2013/07/02

2013年8月1日 (木) より、以下のカテゴリーを除く全カテゴリーにおいて、メイン

画像がない商品はすべて、Amazon.co.jp サイトの検索結果やブラウンジング結果に

表示されなくなりますのでお知らせいたします。

・ 本・ミュージック・ビデオ・DVD
・ PCゲーム/PCソフト
・ TVゲーム
・ おもちゃ&ホビー
・ カー&バイク用品

検索対象外となってしまった商品であっても、引き続き出品者アカウントの在庫管理

ページではご覧になれますので、どの商品の画像をアップロードする必要があるかは、

すぐに確認することができます。また、購入者がサイト上の検索ボックスにASINを

直接入力する、あるいはURLにASINを直接指定することで商品を参照できる機能も

引き続き有効となります。

出品者様にはぜひ期日前までに、ご出品中の商品のメイン画像を準備され、アップロード

くださいますようお願いいたします。その際は画像の品質や内容が、Amazon.co.jp の

ガイドラインを遵守していることをご確認ください。詳しくは、下記のヘルプページを

ご覧ください。


==========================================================================



上記カテゴリー以外の全てのジャンルが対象ですので、工具・電化製品・パソコン

及び周辺機器・楽器その他、通常のセドラー及び古書店には直接関係のないものが

多いかとは存じますが、そういった商品を扱っている方は、8月1日から施行される

とのことで、該当する出品が多い方は、いまから粛々と対応されるとよろしいか

と存じます。


今回書籍は対象外ではありますが、今後アマゾン側が対象に入れてくることも想定して、

何らかの準備をしておくとするなら、


・バーコード付き書籍: ほぼメイン画像あり。

・バーコードなし・ISBN番号あり: 画像があるか要注意

・ISBN番号なし: 画像なしが基本


という状況かと思われますので、自己出品のみの出品者の方は在庫の写真を

その時点で撮影できますが、FBAメインの方は、念のため古書の出品の際に

全てメイン画像を撮影してアップするくらいのことは習慣化しておいた方が

良いかもしれません。もとより販売率も上がりますしね。



以上です。

マクロ経済と古本の売れ行き

2013-06-29 04:19:48 | Weblog
前の投稿に続く話でもありますが。



1980年代末から90年代初めにかけていわゆる「バブル経済」の時は、円高・原油安・

金利安のトリプル・メリットによって、日経平均が4万円台直前まで上昇しましたね。

この時代は、自動車・電気機器その他の海外進出企業の国際競争力が圧倒的に強かった

ので、「円高」でも利益を産める体質でした。

その後バブルが崩壊して、東南アジア諸国の台頭やら、優秀な技術を持った人たちが引き

抜かれたりとかで、現在では円高下では日本の海外組産業は利益を出しにくい体質に変容

してしまいました。



そこで安部首相就任以降のアベノミクス体制下では、

円安→日経平均上昇

円高→日経平均下落

という図式になっています。

直近の日経平均の高値は先月でしたが、そのときの円ドル相場は102~103円まで円安に

なっていました。

だから日経平均が再び上昇トレンドを明確にする先行指標としては、

円ドル相場が100円台で推移している

というのが絶対条件になります。



前の記事でもチラッと触れたとおり、株価が上昇トレンドか下降局面なのかで、

マケプレの売れ行きも影響されます。

そういえば、大抵の本屋さんたちが支店を複数出したりして、ものすごく儲かって

いたのは、まさしく文頭に触れたバブル時代のことでしたよね。



「この7月・8月の売れ行きに影響するであろう要因」

円ドル相場が100円台で安定し、日経平均が直近の上値を超えるかどうかということ。


以上です。



地獄サーバー??

2013-06-28 06:14:17 | Weblog
6月に入ってから、うちも売上が芳しくない。

で久しぶりに「地獄サーバー」説が囁かれたりしている。

懐かしいな。この響きw

これ数年前は、4つか5つくらいのサーバーが存在していて、各出品者はそのいずれかに

属している、という前提があってね。

あるサーバーに属している出品者のみが売れなくなる状態を地獄サーバーに入ったとかね。

この場合、逆に普段より売れ行きがよくなるサーバーに属していると天国サーバー入りなわけで。

では、今月に入って売上がアップしましたという人はどのくらいいるんだろうか。

全出品者が売れてない出品者ばかりのような気がしますがw

そうすると全サーバーが地獄サーバー状態というのはおかしいんじゃないですかね。




あと、アマゾンの新品が売れるように、マケプレ商品が売れにくく制限をかけるという陰謀説。

アマゾンからすると、新品が売れようが、マケプレ商品が売れようが、利益率・利益幅が大差の

ないように、もとよりマケプレの手数料も設計されている、と考えるのが妥当だと思います。



私が感じている、今月売れない要因は、

1. 季節要因

  5月に税金とか学費とか、臨時出費の発生する家計が多い。ボーナスまでは緊縮財政の

  家庭も多いのでは?

2. 天候要因

  6月に入ってから気温・湿度の高い日が多かったと思いますが、こういう時って不眠

  とか体調不良とかで、なかなか読書できる状況でない人も多いのではないかと。

  まして眉間にシワを寄せて読むような専門書とか、急ぎの用がなければなおさらかなあと。

3. 株価の下落

  5月27日に最高値の15000円台をつけてから、13000円割れでしたか、急激に下がったりして

  ましたので、心理的にも消費に向かいにくい、人によっては実損が生じた人もいるでしょう。

  一説によると今回の株価の乱高下で、外資に2兆円ほど持って行かれたという話も聞きます。

  この何割かは個人投資家の懐から消えてしまったことになります。



以上です。

  

《脱亜論》

2013-06-26 03:09:12 | Weblog



福沢諭吉がこの文を書いたのは、明治18(1885)年の事ですから、今から128年も昔のことです。

けれど、支那朝鮮の国柄というのは、百年以上経った今でも、なんら変わっていないことに、あらた

めて驚かされるのではないでしょうか。

無論、領土問題から発したある種の偏狭なナショナリズムに組する気もさらさらありませんが。





《脱亜論》

明治18(1885)年3月16日 時事新報 社説



世界の交通はめまぐるしく進化して、西洋文明の風はついに東アジアにもやってきました。

いまや草木さえもこの風の影響を受けています。

西洋人であっても東洋人であっても、人間であることには、なんら変わりはありません。

けれど昨今、西洋人の影響力と行動力がいちじるしく大きくなってきたのは、ひとえに交通の便が

発達したことによります。

西洋文明が東進してくるのに対して、これを防ごうと思うなら、まず大切なのは「覚悟」です。

そして覚悟を定めて、世界の現実をよく見て、世界で何が起きているのか、現実をよく確認しなけ

ればなりません。

文明というのは、いわば麻疹(はしか)のような伝染病に似ています。

いま東京で起きている伝染病は、もともとは西国の長崎で流行った物かもしれないけれど、いつの

間にか東進して、春の暖かさとともに東京にまで広がりました。

伝染病が始まった時、それが広がってから病を防ごうとしても、手段はありません。

有害なだけで何のとくにもならない流行病でも、それがひとたび始まれば、その勢いを防ぐことは

できないのです。

まして西洋文明となれば、それは西欧社会に利益を齎すものなのですから、侵攻を止めるのは至難

の技です。

であるならば、西欧文明の侵入そのものを「防ぐ」というのではなく、むしろ私達自身が体力をつ

けて、これに負けない国になるしかありません。

それが智者の選択と行うべきものです。

そもそも西洋文明がわが国にはいってきたのは、江戸時代の事です。

嘉永年間に黒船がやって来て、多くの人達がその脅威を前に、日本が強くならなければならぬと心

に誓いました。

けれどそれをさせまいと進歩の前に横たわったのが徳川幕府でした。

日本が近代化して西欧と対等に付き合える国となるか、それとも幕府を中心とした旧体制を維持す

るか。

その二者択一を迫られたときわが国は、「国を重んじ政府を軽し」とする大義に基づいて行動し、

ご皇室という神聖かつ尊厳ある存在とともに、もはや老害以外の何ものでもなくなった旧幕府を

倒し、新政府を打ち立てることを選択をしました。

日本は、国中、身分の別なく、西洋文明に追いついて行こうという体制を打ち立てたのです。

そうすることで我が国は、次々と植民地支配されて行くアジア諸国の中にあって、唯一、国家と

して、民族として独立自尊を保ち、生き残るための新たな基軸を打ち立て、近代国家を形成する

ことに成功しています。

ではその日本が行った選択とは何であったのか。

それこそが、まさに「脱亜」の二字でした。

日本は、アジアの最東端にある国です。

しかしその日本国民の精神は、すでにアジア的老害を脱して、西洋文明に近づきつつあります。

すなわち、日本は西欧諸国とあい並ぶ独立国家としての道を進み始めているわけです。

ところが、その日本には、実は大変な不幸があります。

何かというと、支那、朝鮮です。

この二国も、もともとは日本と同じくアジア流の政教風俗をもっている国です。

ところが人種の違いなのか、教育の差なのか、支那朝鮮と、日本との文化的な隔たりは、あま

りにも大きいものです。

情報がこれほど速く行き来する時代なのです。

西欧的近代文明や、国際法についての知識は、彼らにだって当然もたらされているはずです。

にもかかわらず支那朝鮮の二国は、まったく変わろうという気がありません。

変わろうとしないだけでなく、まるっきり百千年の昔のままの姿で居続けようとしています。

文明が、まさに日進月歩で進化している現代にありながら、この両国は教育といえば二千年も

昔の儒教を言い、学校教育では仁義礼智といい、一から十まで外見を飾りたてることだけを大

事にして、中味は、まるで空っぽの脳みそしかもちあわせていません。

アホにはアホの可愛らしさというものが、普通ならあるけれど、この二国に関しては道徳心な

どかけらほどもなく、その残酷さは破廉恥をきわめています。

それでいながら、態度だけは傲慢そのもので、いかに他国や他人に迷惑をかけても、自省の色

なんて毛ほどもありません。

私に言わせれば、この西欧文明の東進という脅威に対し、この二国が独立を維持し続けるなど

というのは、およそ不可能な事です。

もし支那朝鮮の二国に、幸いにも救国の志士が現れて、我が国の明治維新のような政治改革を

実現し、政治をあらためて人心の一新ができれば、話は別ですが、そうでなければ支那朝鮮の

二国は、今から数年を経ずして亡国の道をたどり、その国土は世界の文明諸国によって分割、

分断されてしまうことは、火を見るよりあきらかなことです。

なぜなら、伝染病にも等しい西洋文明の侵攻にあいながら、支那韓国の両国は、その伝染する

という自然の摂理に背いて、無理にこれを避けようとして、旧来の陋習(ろうしゅう)という

一室にひきこもっているだけだからです。

そんな事をして、部屋の空気を遮断すれば、そのうち窒息して死んでしまうのはあたりまえの

ことです。

「春秋左氏伝」に「唇歯輔車(しんしほしゃ)」という言葉があります。この言葉は、「輔車」

が頬骨ほおぼねと下あごの骨、「唇歯」がくちびると歯で、隣国同志が互いに助け合うことを

いいます。

けれど、いまの支那朝鮮は、日本のために毛筋一本の値打ちもありません(一毫の援助と為ら

ざる)。

そればかりか、ややこしいことに、この日支朝の三国が地理的に近いがゆえに、欧米人から同一

視されかねません。

つまり、支那や朝鮮の不出来な振る舞いをもって、あたかも日本も同じだと思われてしまいか

ねない危険性さえも持っているのです。

たとえば、支那朝鮮が古い専制君主独裁体制で、法治の観念を持たない国であれば、西洋人は、

日本もまた、ああ無法律の国かと見なしてしまいます。

支那人や朝鮮人が理屈にならない手前勝手な屁理屈ばかり並べ立てれば、ああ日本人も屁理屈

をこねくりまわしている、訳の分からない国だと思われます。

あるいは支那朝鮮人が、西欧の武力に恥かしげもなく屈して卑屈な態度をとっていれば、ああ

日本も同じ卑屈な習俗の国だとしか思われません。

また、朝鮮の刑罰に、およそ人に行うには酷すぎる残虐な刑罰があれば、日本も同様に残虐

非道な国だと疑われてしまう。

こんな例を挙げれば、それこそ枚挙にいと紛いありません。

ようするに一つの村の住人のほとんどが、愚かで無法で残忍で無情ならば、たとえその村の中

にまっとうな一家があったとしても、村の外の人々からみれば、どっちもどっちにしか見え

ないというのと同じことなのです。

そしてその影響はすでに随所にあらわれていて、わが国の外交に少なからぬ影響を与えています。

これこそ、我が日本の一大不幸というべきことです。

もはや日本に、支那や朝鮮が開明して国際常識を身につける日を待っているような余裕はあり

ません。

むしろ、支那や朝鮮とは早々に縁を切って、西欧諸国と進退を共にすべきです。

そして、支那朝鮮と接する時には、いちいち「隣国だから」といって格別の配慮など、もやは

する必要などさらさらありません。

支那朝鮮に対しては、西欧諸国が両国に接するのとまったく同様に、相手を人の住む国とさえ

思わず、厳しく対処すればよろしい。

悪友と仲良くする者は、共に悪名をまぬがれないものです。

私は、心において、もはやアジア東方の悪友である支那朝鮮とは、絶交を宣言するものです。

『時事新報』明治18(1885)年3月16日