最近ブログの更新も、読書も滞っていますが
もう少しするといろいろ落ち着くと思います。
前回、馬渕睦夫に違和感を憶えたことについて書きました。
その後ぐらいから、ブログのアクセス数が減りました。
でもいいんです。
私が感じたことを書くことが、このブログの目的だもの。
彼の話を聞くと、最初の話はユダヤ系財閥の
ロスチャイルドのことなど
今まで私が調べたり聞いたりした内容と
同じようなことを話していたので、
彼の話を信用していました。
でも後半になると、プーチンやロシアと手を結んで…
みたいな着地の話でした。
こんな感じの本を、以前読んだことがあります。
いいこと書いてあるな、と油断した最後に
なんだかあれ、変だな、と思うことを書いて終わる本がありました。
なんていうか残尿感というか、後味が悪くて
整合性が感じられませんでした。
主語が日本かとうかがカギだと思います。
私と似たような感想を、彼の本のレビューからみつけました。
(国難の正体)
一部抜粋します。
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日本がなぜあのような戦争に引きずられてしまったのか。謎が多い。
その真相に迫ったのがこの本だ。
アメリカは朝鮮戦争やベトナム戦争に勝てたのに勝とうとしなかった。
背後にあるユダヤ系財閥が一儲けするために戦争を長引かせた。
東西冷戦も演出されたもので、アメリカさえイギリスの
ロスチャイルド家にあやつられている、と言う。
この斬新な推測は、あながち的外れではないと思う。
戦争が一番金になるということは、今でも広く知られている。
マッカーサーは解任後なぜ、日本を弁護したのか。
それは、アメリカに裏切られ、一矢むくいてやろうと思ったと
解釈するほうが、人間の気持ちにそっていると思う。
竹島問題、尖閣問題にしても、GHQがなぜこの問題をあいまいにしておくのか、
というのは、隣国に紛争のタネを残しておいた方がアメリカにとって都合がいいからだ。
分割統治という手法だ。
なぜ、このような大胆な理論に私が大きく賛同できるのかといえば、
いままで読んできた本の中で、何度か、共通するエッセンスがあったからだ。
若狭和朋さんの「日露戦争と世界史に登場した日本―日本人に知られては困る歴史」
とその続編の中に、「GHQは竹島問題と民族問題(朝鮮)を日本にビルトインした。」
という一文があった。
又、満鉄の共同経営をエドワード・ハリマンという
アメリカの鉄道王(ユダヤ財閥)に持ちかけられ
小村寿太郎がはねつけたため、恨みを買ったという箇所がある。
馬淵さんはJPモルガンもロスチャイルド家も無国籍な国際主義者として
裏で手をつないでいる、と言っている。
このように、ユダヤ系財閥は世界に大きな影響をもたらしている。
国が無くなって得をするのは彼らだ。
そして、著者はこのような国際主義、グローバル化に警鐘を鳴らしていて、
それと戦うプーチンを褒めている。
著者は、ロシアと日本は協力できると説いている。
日本中立化構想はいただけない。
日本に米軍が駐留する形での中立が可能なのか疑問だ。
米軍を追い出したら、中国が攻めてこないのか。
核武装もなしに、中立ができるのか。
それらの議論がなされていない。
2014.9.19
追記
1ヶ月前にこの本に5をつけたけれど、星2つに変更した。
やはり、ロシアは信用できない。
サハリン2というプロジェクトがあった。
それは、ロイヤル・ダッチ・シェルと日本の三井物産、三菱商事と共同で、
サハリン島の石油、天然ガスを開発する計画だ。
それが、8割ほど進んだところで突如ロシアが事実上の国有化に踏み切ったのだ。
当時の大統領はプーチン。
三菱、三井にしてみたらたまったものではない。
ロシアのクリミア併合や、ウクライナなどへの膨張主義を見ていると、
やはりロシアやプーチンを信用するのは危険だと考え直した。
西村眞悟さんのブログ、平成26年9月8日「安倍外交とロシア外交」
[・・・]
が的を得ていると思う。
大東亜戦争中、コミンテルンのスパイが日本に入り込んで
ソ連を信用してしまった悪夢を思い出した。
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前半が冷戦対立はヤラセなどの世界史陰謀説で、
後半がロシアと組むことのススメが書いてあります、
かなりあやしい書物です。真に受けている人が多いのが怖いです。
ロシアと組むということはプーチン大統領が親日とかいうレベルでは済まないはずです。
そうすると、憲法9条はどうなるのか?とか日米同盟はどうなるのか?
とか具体性がないところがよくわかりませんが、
ナマコをふんずけたような読後感です。
アメリカの仮想敵はソ連ではなくて日本みたいな発想は、
戦前の「ABCD包囲網は陰謀だ」みたいのとも少しかぶって怖いような気がしましたが。
世界情勢が陰謀なら、日本がロシアと組むことは陰謀のどこに位置するのかなどの
分かりやすい構図を見せてほしいと思いました。
虚数と実数が入り混じったような内容というか、
よくわからないたとえですが、コレが数式だったら成り立たないのではないでしょうか?
整合性があまり感じられませんでした。
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結論部分でプーチンを「本当の親日家」と持ち上げて
北方領土問題解決のチャンスだとしていますが、見当違いです。
プーチンは多年にわたり日露双方により基本的文書として尊重されてきた
1993年の東京宣言を反故にして1956年日ソ共同宣言を交渉の基礎に据え、
二島返還で決着を図ろうとしているのです。
日本人の中のお人好しが、このプーチンの企みにまんまと乗せられてきたのです。
なお、グロバリゼーションという「国難」に対処する最善の方策が、
農業、医療などに見られる岩盤規制を打破する構造改革によって
日本経済の効率化をはかる以外にないことは論を待ちません。
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以上
前に載せた別の人の動画の、
インテリジェンスについての話の中で
インテリジェンス、つまりスパイは、
複数の中に真のマスターの名前を入れるのが
常套手段だと話していました。
(参考動画
第2話 インテリジェンスの重要性を自覚せよ 9:00あたり)
馬渕睦夫は確信犯なのか。
日本の国益を考えての発言なのか。
背後にあるのは何か。
トラックバックってよくわからないけど
彼の動画を載せた記事がトラックバックされていて
なんだか違和感がありました。
(しかも、トラックバックされた方のブログのタイトルは
平和と人権を…でした。平和・人権、当てはまりますよね)
この人の言ってること共感できるな、
もっと聞きたいな、と思ったあとに、
同じ人が話す別の動画をみたり、本を読んだりして、
なんとなく違和感を感じたときはとても迷います。
でもなんとなく感じたことを大切にしたいと思っています。
追記 2021/3
アメリカの選挙以来、いろんな情報を聞いた。
プーチンと習近平は光サイドだとも聞いた
私が間違っていたのかもしれない。いろんな情報があってまだよくわからない。