春の朝

寄り道をしながらそれぞれの季節を楽しみたいと思います

洋風住宅のルーツ

2022-11-02 | 2022年11月の記録

朝は外気温「11℃」でしたが、小春日和の穏やかな一日となりました。

今日は、JR横須賀駅に隣接した「ヴェルニー公園」の園内に昨年新設された「よこすか近代遺産ミュージアムティボディーエ邸」が解放されていると知り出かけて参りました。


よこすか近代遺産ミュージアムティボディーエ邸

「ヴェルニー公園」は、幕末に日本へ招かれたフランス人技師「フランソワ・レオンス・ヴェルニー」が設計や運営を指導した「横須賀製鉄所」跡地を望む海辺の公園です。季節ごとのバラの花を愛でることが出来る素敵なお気に入りの公園です。


ヴェルニー記念館

その公園に隣接する桟橋からは「軍港巡り」の遊覧船が出港します。

公園の敷地内には「ヴェルニー記念館」そして新しく建設された「ティボディーエ邸」更に素敵な公園に早変わりしていました。

『案内によりますと・・・』
幕末の1865年、江戸幕府の勘定奉行小栗上野介が中心になり、フランスの海軍技師レオンス・ヴェルニーを招き横須賀製鉄所の建設が始まりました。

ティボディエ邸は、横須賀製鉄所の副首長であったティボディエの官舎として、1869年頃に建築された本州最古の西洋館だそうです。

先ず、エントランスでは、デジタルマップや大型ビジョンを通じて、横須賀の近代遺産や自然や海等の多彩な見どころを紹介していました。

邸内に「横須賀製鉄所刻印のレンガ」が当時のままの色で展示されていました。四角形を留めていない姿に長い歴史をかんじました。

西洋の木造建築では、屋根の重さを受ける小屋組は木材を「M」型に組む「キングポストトラス」と言う構法が用いられていました。

天井を見上げてあ~これが・・・と釘を使わない構法が見て取れました。

横須賀製鉄所やティボディエ邸の建設が、日本の近代化に果たした役割やそこから始まった生活習慣や技術について紹介されていました。

中でも「スマホの発祥の地」と言う案内に驚き‼1928年、日本初の長距離用短波送信機が横須賀で誕生したことから国境をこえた携帯電話の研究に継承され5Gやその先の無線通信研究に繋がっています。 久し振りにのんびりと邸内を色々楽しんで参りました。


今日のわが家のランチ


少しづつ大きくなっています❣

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