★夫婦珍道徒然日記★

2ヶ月の準備期間で日本を脱出し、漂着した楽園ニュージーランド。その後の人生を語ります。

ニュージーランド語学学校の選び方

2005-10-31 12:45:55 | 旅日記
移住者の数は多少減少の傾向にありますが、留学生に関していうと円安にもかかわらず数多くニュージーランドで勉学に訪れてきているようです。アメリカや英国と比べ犯罪率がとても低く安全ですし、カナダやオーストラリアと比較しても人がノンビリしていて親しくなりやすいというのが主な要因と思われます。

勿論、ニュージーランドにもネガティブなことは色々とあります。好きな国のことをこんな風に言うのもなんですが、一概に皆さんにお勧めできる国という訳ではありません。例えば、気温。オークランドはまだ比較的温かいほう(最低でも7~8℃)ですが、日本人に人気の高いクライストチャーチやクイーンズタウンは夏がとても短く冬は長くて寒い。毎年羊が??百頭も雪の下敷きになり死亡する事件は毎年恒例のニュースであります。ですから、寒いのが苦手な人はちょっとツラい。

私は、お蔭様で寒さには滅法強く冬でも薄着で大丈夫なほうなのですが、嫁さんは全くダメで冬時期はいつも雪だるま状態。外気との通気性の良い我が家の中でも何枚もトレパン・トレシャツを重ね着し、最後にダウンジャケット、とどめは毛布に身をくるむという万全の体勢をいつも整えておりました。部屋の中ですよ、部屋の中・・・ビックリでした。

それでも手だけは隠しきれないので、しまいには手が荒れ、最終的に関節炎・リューマチに似た症状に発展する始末。相当迷惑をかけてしまいました。私が勝手ばかりしまして、深く反省しております。そんなこともあり今は日本に住んで懺悔している次第です。

住んでいると不自由なこともたくさんあるニュージーランドです。ですが、“人間臭い”生活を好む私には何よりも他とは変え難い国でありました。

前置きが長くなりましたが、今日はオークランドの語学学校のお話をします。

オークランドは全体で約120の語学学校があるといわれています。そのうち末端の学校は月替わりで、潰れたり新しい学校ができたりと何とも凄まじい勢いで熾烈な戦いをしています。正直多すぎ。そのうち半分は政府の認定(NZQA)がおりていない学校だと言われています。下りていないとニュージーランド大使館から学生ビザは発給されません。非認定校はフルタイムの授業を実施することができないからなんです。

学校探しは、まずそこからチェック。そして、次に一体どういう語学団体に所属しているかを調べる必要があります。大きく3つのグループに分かれていまして、

①ENGLISH NZ (ニュージーランド大使館 公認語学学校)
②CRELS
③APPAL

があります。各団体はそれぞれ団体を結成する際の趣旨が異なります。

①は所謂伝統型語学学校で原則15年以上の経営実績があり、伝統校として取り扱いされる一定基準をパスしなければいけません。ちょっと敷居が高くお堅い学校が多いですが、各学校とも独特のハイクオリティーな授業を提供するのはまず間違いありません。ただし授業料は高め。

②は基本的に伝統よりは、授業のクオリティーに特徴を持たせた語学学校によって結成されます。名前は余り知られてなくてもその学校に将来性があり、授業内容にオリジナリティを持った学校の団体です。値段も様々。

③上記2つに属さない団体です。基本的にはどの語学学校も加盟できる資格があるとはきいていますが・・・協会を運営していく上で、語学学校同士の情報交換や政府との改善交渉に向けての取り決めがなされる団体です。激安校もあるかも!

②、③は大抵所属する学校が多いのですが、①はナカナカ難しいのでここの団体の語学学校は、取りあえずまず検討する価値はあると思います。

こういった団体に語学学校に所属しているかどうかによって多大なメリットを受けることができます。例えばENGLISH NZは、皆さんが学校に対して不満があったり、盗難・犯罪に巻き込まれたりした場合、24時間体制でホットラインが設けられています。

また、CRELSは万一学校が倒産した際の皆さんの授業料の保護をする目的と、その後の授業を、同団体に加盟する語学学校が無償で留学生を救済する措置を施します。実際2003年には某語学学校が500人の留学生を抱えたまま倒産するという大事件が発生したこともありましたので、絶対の保障はありません。気をつけてこの点をチェックしておかれたほうが良いでしょう。

次回はもう少し掘り下げて話をしたいと思います。


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