★夫婦珍道徒然日記★

2ヶ月の準備期間で日本を脱出し、漂着した楽園ニュージーランド。その後の人生を語ります。

占い

2005-10-13 16:12:56 | 旅日記
2002年ニュージーランドに行く前に私と嫁さんは、日本で手相を見てもらいました。私は、占いや四柱推命といった類のものは、どちらかといえば迷信に近いものとして信用していなかったので余り乗り気ではなかったのですが、嫁さんが以前から良くあたるから是非一度連れて行きたいと説得してくるので、しぶしぶ見てもらうことにしました。

その占い師さんは実のところ本職はスナックを経営されていました。世間は〝マスター〟と呼んでいます。趣味で始めた手相が非常に良く当たるということで評判になり、毎晩若い女の子からオバサン・オジサンまでの手相を診ながら人生相談を受けていました。私が来店したときも、お店の中は何名かの先客がすでにきて真剣な眼差しで手相を診てもらっておりました。

さて、とうとう私の番が回ってきました。私はこの手相に何かトリックがあるのではと疑い深く、そのマスターの一言一言に注意深く耳を傾けました。私の左手だか右手だか忘れましたが、その手相を見た途端、彼が最初に放った言葉「あんた、来年外国行って人生ゴロッと変わるよ」でした。

私は言葉を失いました。なんでわかるの?・・・と。さてそれから次から次へと出てくる言葉がすべて身に覚えがあることばかり。不思議でした。どうしてわかったんだろう?全くの脱帽であります。それからというものの、すっかりその方の信者となっております。単純ですね、私も。

マスターはあくまでも占いが商売ではありませんでしたので、残酷な診断を下すことはしませんでした。もうすぐ「死に向かう人」もその場ですぐに分かってしまうそうで、その時とばかりは何が何でもそのことには触れず生きる勇気を与える努力をし、説得するそうです。専門の占い師は遠慮なく「死ぬよ」って言ってしまうんですってね。怖いですね。商売といえども。

一番感銘を受けたことが、「手相」はいつでも変わるということでした。その人の気持ちの持ちようで人生はどうにでも良くなるというということ。丁度、落ち込んでいた時期だっただけに、マスターは必死だったのかもしれません。これまたゲイでしたので、男の人には特に親切でありました・・・・???

もう一つ印象に残ったことは、もっと人に頼りなさいと言われたこと。そのときは自分だけのことかなと思っていましたが多分私のみならず、色々な人に当てはまることだと思います。実は私が一番苦手とするところでした。プライドが高過ぎるからといわれたのですが、そういわれても全く実感がないのですけれど、他人に迷惑がかかる気持ちの裏返しと解釈していまして、これもやっぱり無きに等しいプライドが高いからですかね。

目的に向かって自分で出来る限りの努力せずして、人に頼るというのがどうも今でもダメなのです。先日4年ぶりにマスターにお会いし、また言われました。「そんなもんどうでも構へん!もっと人に頼りなさい。それが好きかろうが、嫌いかろうがあんたの生まれてきた運勢なんや、勿体ないでぇ~」・・・と。

親切な診断は今でも変わっていないようです。

兎にも角にも、このマスターの一言が勇気付けとなってニュージーランド行きに希望が持てたことは間違いありませんでした。今から思えば頼ることが嫌いな私が、珍しく占いに頼ったことが功を奏したのかもしれません。嫁さんには感謝、感謝!

悩みのある方は一度手相を見てもらっては?手相を信じる信じないは個人の自由ですが、何かの助けになるかもしれませんよ。

タダ~し、占いで一番困るのはスポーツ馬鹿だそうで、スポーツだけに人生を捧げてきた人たちの手相は、読み辛いといっていました。他の悩みがあまりないからなんですかね。手相の線が無いそうです。それまたツラい~なぁ。


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