久保 克彦 (山口県生れ 享年25) 遺品の「服飾デザイン」から(部分)
あの時代に、なんと明るいオシャレで生き生きしたデザインだと思いませんか?
久保の親友・原田新の妹・千枝子さんは、
出征の直前に久保から受けた告白を正面から受け止められなかったことを、ずーっとくやんでこられました。
愛も才能も開花させてあげられなかった責任は、誰にあったのだろうか、と考えさせられます。
工芸科に学びましたが、デザインに限らず、絵も、詩や散文も、優れていたといいます。
巡回展「無言館 遺された絵画」展の第3会場、愛知展は7月3日まで。豊川市の桜ヶ丘ミュージアム(0533-85-3775、名古屋からJRまたは名鉄で約1時間)です。
そのあと、兵庫展、京都展と続きます。