お花大好き 野鳥大好き

「原爆の日」に思う。 放射能はうつるの?

実家は広島市内から50K以上離れた海沿いにあります
8月6日その日もB29の不気味な音を聞きながら母は畑仕事をしていたそうです

8時15分ピカッと光ったあと廣島のほうに
オレンジ色の大きな月のようなものを見たそうです。

この日は当番で町内のひとは広島へ
空襲に備えて、建物を壊す「家屋疎開」にかり出されていたそうです。

お昼過ぎ「氷のある家は〇〇へ持ってきてください」と
メガホンで役員さんがが必死で叫び
初めて廣島に原爆の落ちたことを知ったそうです。

しかしその頃氷を備えている家はほとんど有りませんでした。
まもなく貨物列車に寝かされた多くの怪我をした人達が帰ってきました

裏のおばさんも親戚のおじさんも火傷をおいました。
二番目のの兄は大学生でやはり「家屋疎開」に駆り出されており
無事に帰るまで母は命のちじまる思いだったそうです。

おじさんは間もなく亡くなりおばさんは火傷が消えることはありませんでした。
この話を聞いたのは私が学校に入ってからです。

まだ赤ん坊だった私に記憶はありませんが
何度も母や お和尚さんから聞いたものです

当時 お寺さんが日曜学校と称し地域の子供を集め
農家の子供達が多かった私達に、おやつを出し、唄、踊り 遊びを教えてくれました。

それから20年経ち
勤め先から東京に研修に行くことが有り 他の地方の人が
私達に「放射能ってうつるんでしょう?」と怖がられて驚きました。

しかし被ばくしてない私はその風潮は一過性のものと気にもしませんでした。
今回の福島の原発の件で福島から転校した子供さんに
「放射能はうつる」との言葉を投げかけた人がいるそうです。

あれから67年にもなるのに日本人の中には(案外多数かもしれませんが)
放射能を理解してない人がいることに驚きです。

今の平和がいつまでもつづきますように
そして日本人全体が平和な心でいることができますように。 



今年も 8時15分 西に向かって手を合わせました。


お花も野鳥も大好きなシニアです

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