スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

百年の計を語るは往々にして愚者

2008年01月23日 | 社会
エッチな言葉で画像検索したらグロ画像がいっぱい出て来て涙目になることあるよNE!

というわけで、百度の日本版が本格スタート。

中国の検索サイト「百度」、日本でサービス本格化(朝日新聞) - goo ニュース

画像検索とかが日本人にはウケそうな感じですね。

それに天安門事件とかチベット問題関連のサイトとか普通に出ますね。
今後どうなるかにも注目です。

こちらのコメントでツッコまれてましたが、「(広告を入れるまでの)将来」を2年先に設定しているというところに、なんか控えめな言い方というよりも現代のビジネスパーソンらしさというか、現実をちゃんと見ているなという印象を持ちました。

こういうときって、大抵の日本人(特に政治家・役人)だと、ついつい「五十年百年と保つものを…」とか言っちゃうところなんですが、だいたい60とか70の爺さんに50年100年先の話をされても、全然「リアル」じゃありません。

そういえば、昔の大日本帝国の政府要人は、「国家百年の計云々…」というフレーズが大好きで、公式文書とかによく使ってました(今でも大好きな人々は居ますが)。
きちんと統計をとって調べたわけではありませんが、昭和戦前期に入ると、この「国家百年の計云々…」という言い回しが以前にも増してやたらと使われるようになり、それから間もなくして大日本帝国は崩壊します。
「国家百年の計云々…」という言葉が流行りだしたら黄信号、ということは言えるかもしれません。

すべての変化のスピードがケタ違いに速くなっている現代では、なおさら「百年先」のことなんか凡人に見れるわけ無いだろが、と私は考えているので、政治家・官僚・経営者の類が、やたらと「国家百年の計云々…」とかいうフレーズを多用するようになったら要注意というわけです。年金とかではとっくに言ってますが。
ま、この「国家百年の計云々…」の本音はつまり、「結果が出るのは百年先のことだから、それまで批判しないでね。でもその時には俺もう生きてないけどな。ゲラゲラ」というところにある、というのがどうも使ってる連中のココロであって、このフレーズが多用されるということは、すなわちヤバくなって来たぜ!というサインなわけです。わかりやすいでしょ。

個人的にも、スピーチや文書の中で
「10年先、20年先を考えて…」
だの、
「50年100年経ってもだいじょーブイ(死語)」
だの、
「ねんきん100年あんしんプラン」
だの
「国家百年の大計うんたら…」
だののフレーズをやたらと使う人に対しては、悪いけど心の中でバッテンをつけさせていただいております。

あと、ついでに、個人の座右の銘として、
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
を嬉々として持ち出すヒトもバツ印ですね。
こまかい理由はここでは言いませんが、まあ長い経験からの鉄板な法則なんだな。
敵に回すにはある意味ラクな相手だが、味方にしても、特に重要なポジションを任せたくはない。
「狡猾な強敵よりも愚かな味方のほうが罪深い」のですよ。


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