スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

カズ>>>300議席

2007年05月17日 | スポーツ
近ごろはすっかり愚民化・下流化におもねった、選挙での「女刺客」やらタレント候補どもが軒並みトップ当選しているから、これからはテレビでの露出が減少した芸人やトウのたった”女子アナ”あたりが次々と選挙に参入して来るだろうな…ってもうとっくに来てるか。

で、そんな中、あのカズにも出馬依頼が行なわれていた模様。

カズ擁立で最終調整 自民、参院比例区で

この事実上の外野からの引退勧告とも言える、プロの現役選手への”出馬要請”は、21世紀初頭の驕れる自民党を象徴的に示す事象の一つとして後世からは評価されるだろう、とか言ったら大袈裟か。

しかし、さすがはカズ。その日の夜にはもうお断りのコメントが出ていた。

カズ、自民党のオファー断る 夏の参院選

最近になって政治家に転身しているヒトというのは、いろんな意味で斜陽になったヒトという印象が強くなってしまった。いや、実は昔からそうだったのかもしれん。一発屋作家とか。
その一方で”職業政治家”のほうも、いまやすっかり二世ボン三世ボン四世ボンばっかりになってしまっている。

これつまりソーシャルクラス、すなわち社会階層の世襲化・固定化とも関連がある。
”持てる者”は、何も考えて無くても、自己研鑽など積まなくても、親の七光りで当選できてしまう。しかも政治経済に無知でも、ただ民主とかアサヒとか中国様とか韓国とか北朝鮮とかの悪口さえ言ってれば、ある程度の人気は取れちゃうんだから、楽チンな時代だよね。
政治家だけでなく、”親の社会階層”が子供の世代に対しても直接的に”響く”時代になっている。

そして、ソーシャルクラスの上位にある者は、そうした”シード権”を持たぬ者に対して、論功ニンジンをぶら下げて互いに潰し合いをさせ、安全地帯で居丈高に振舞う。
彼らが人気取りのためだけに出してくる出馬依頼も、
「アナタもう落ち目なんだから選挙にでも出なさいよ。議員報酬と議員年金で食うのにも困らないしさあ」
てな感じだから、そんな”出馬のオファー”なんてもんが来た時点で、少しでもプライドがあるなら、
「はあああ?ふざけんなよ!」
と思うのが当然だろう。

というわけで、「政治より次の試合」だとはっきり表明したカズはカッコイイ…。
また伝説が増えたな。


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