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スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

武器で誰かの命を守るとは、他の誰かの命を奪うこと

2008年06月16日 | 社会
なんでそーなるの?って感じですが、先日の秋葉原の通り魔事件で、「なんで警察はすぐに銃を使用しなかったんだ!?プンスカ!」みたいなことを一部のマスコミやワイドショーでは言ってたらしいですね。
普段は「銃怖い」とか「銃の恐怖!」とか言ってるカマトトが、こうも簡単に”にわかピストル万能論”に流れるとはな…。

武器をもって誰かの命を救うということは、すなわち他の誰かの命を奪うことになる。安易に銃を使えとか言ってる人に果たしてその覚悟があるんだろうか。

で、それに対して否定的な見解を示している方々も。

ピストルはなかなか当たらないし、威嚇射撃が安全なわけでもない――ARTIFACT@ハテナ系

こんな凶悪犯相手でも 日本の警官は銃を使えないのか――J-CASTニュース

「据物撃ちなら誰でもできる」――玄倉川の岸辺

まさかここでイティローの名を目にするとは思いませんでした…。
ちなみに上の文中にある「大阪のある銀行でショットガン強盗が…」ってのは多分これのこと。

上にもあるように、世界ではあんまり治安とか民度とかがよろしくない地域へ行くと、いまだにお祝いとかで、出席者が「ヒャホー!」とか言いながら空に向けてライフルとか平気でバンバン撃ってるような場所とかもあるんですが、あれってものすごく危なくて、つまり自分が撃った弾が殺傷力を持ったまま再び空から落ちてくるってことが全然分かってない人々だということなんですね。そんな人々が銃をぶん回してるんだから、そりゃ死人も増えるわ。

あと、銃から発射された弾って、日本の都会みたいな場所では、いろんな物に当たって跳ね返って(兆弾)、どこへ飛んでいくか分からないので、やたらと人口密度の高い場所では軽々しくけん銃なんか使わない、あるいは使えないのは当たり前でしょう。
そもそも、人口密度の高い日本では銃という道具の使用そのものが不適切と言えます。銃刀法と狩猟法を真面目に解釈したら、銃を撃てる場所なんかありません。撃てるのはよほどのド田舎と射撃場だけです。

もはや一般警官、特に都会とか繁華街とかでパトロールしてる警官の銃なんて、治安維持のための武力の象徴というか、たとえるなら江戸時代の武士の刀と同じ意味合いになってるんじゃないでしょうか。つまり、一応「斬捨て御免」権はあるけど、それを行使しちゃうとものすげえ詮議を受けて、ヘタすると自分が切腹に…みたいな。

無いとは思いますが、この事件を契機に警官のけん銃使用規程が緩和されるようなことになったらイヤですね。絶対に流れ弾や兆弾で無関係の犠牲者が増えますよ。あと、どうでもいいような微罪の容疑者が「クルマで逃走しようと向かってきたので射殺」とか。

銃は射程(危険範囲)が広過ぎて使えないのなら、明治の頃のように、刃を落としたサーベルとか、あと一時警察が装備したとか言って話題になった「さすまた」を装備するとかどうだろ?

「さすまた」は確かとっくに配備されてるはずですが、なんで有効に使わないんですかね。やっぱ「ダサイ」からですかね。ムカデみたいでかっけーじゃん。

ここは、アレだ。「さすまた」を持ったイケメン警官が大活躍する映画とかドラマとか、あとさすまたをメイン武器にする武将を無双に出せばいいんですよ。
あと、「さすまた」を伸縮&分割式にして、警官三人が特殊警棒を合体させるとシャキーン!とさすまたに変形するとか。合体変形は男のロマンだよNE!

このようなハイテク装備満載の高価な「さすまた」を天下り企業に作らせて随意契約で納入させれば利権でウマーだし、銃よりは安心して繁華街でも使えるので優先して配備してはどうだろうか。


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