スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

赤字の話はどうなった?

2003年05月30日 | 大学・改革
おや?当初、市大”改革”をする理由として派手に扱われた赤字の話は、いつのまにかどこかへ行ってしまい、今やそれと関係ない機構改革やら、果ては瀬戸キャンパスの三学部統合の話まで持ち上がっているようだ。

なぜそんな事になったのか。”赤字”の中身を徹底して追究されたら、これまでおいしい思いをしてきた一部の人々が困るということと、現在”改革”が進められようとしている瀬戸キャンパスは、実は”赤字”とはまったく無関係であることがバレるからだ。そのためには、”赤字”の中身をくどくど分析するのはやめて、さっさと”改革”をすすめろということだろう。
その理由は、みなとみらい、医学部不祥事、事務局肥大化のすべてに関わった革新官僚の立場から言えば”赤字”には自分も責任があることを自覚しての工作だろうし、市長の立場から言えば政権発足一年、そろそろ”目に見える実績”が欲しいということだ。「まだ成果は無いが、改革の姿勢は評価したい」というのがここ一年の市政に対してマスコミが常に付け続けたエクスキューズだったのだから。

かつて”政治改革”を旗印に期待を背負って登場した細川”非自民”内閣も、その手法は旧来の自民党政治と変わらないと見るや、マスコミは一斉に批判に転じ、内閣支持率も急落。細川政権はわずか7ヶ月ではやばやと崩壊した。そうしたマスコミの掌の返し方を、議員一年生として首相の身近で見ていた人ならば、はやく成果を上げねばという強迫観念とマスコミに対する根元的な恐怖心を強く抱いていることだろう。
だからこの際何でもいいから、とにかく早く”なにかを変えた実績”を示したいというところでしょう。そのためには負債縮小につながらないわけのわからん学部改編でも別にいいということだ。

国際文化・理の両学部を新設して10年にも満たぬというのに、またもや学部改組などというのは、いかにこれまでに市大においては場当たり的な政策が行われ、パラトルーパー役人による”手柄を立てるための植民地”として扱われてきたかがよくわかるってものである。なにしろ、負債や赤字や”無秩序状態”とやらを得意になって指摘しておきながら、それをつくった当人たちは涼しい顔をしているのだから厚顔無恥も甚だしいってもんである。ねえ、”参与”殿?

そういえば、あの極悪君が学祭に乗り込んだ時の肩書きも”参与”だったな。
偶然の一致ですかね?

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。