スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

「俺にもゴチしろよ兄貴!」

2003年06月11日 | 大学・改革
もしも私が市大と全く関係なく遠隔の地にあって、なんの知識もなく今回の市大騒動を聞いていたら、どう思っているだろうか。たぶん、
「 地 方 公 務 員 必 死 だ な w 」
とか言って喜んで見ていたかも知れません。公務員が仕事に不熱心で不勉強で融通が利かないのはどこでも一緒で、市大でもそれは一緒だ。この際、大学改革として、市大の事務機構も民間的なコスト主義やサービス業としての意識を取り入れる為に、基本的に民営にした方がよかろうという考え方そのものは賛成だ。

しかし、現在全国各地で実際に進行しつつある官庁”改革”だの、”独立”行政法人化だのを間近で見ていると、当初のお題目だった”市民の利益”、コスト主義、サービス向上だのは、実際に改革が進行するといつのまにかそっちのけになり(人材派遣業者を新たに参入させる事や、情実人事の横行がサービス向上だと思っているんじゃ無かろうな?)、いわゆる彼らが言う”改革”というものの正体は、結局はお偉いさん方の権限強化・利権獲得運動でしかないということがだんだんと見えてきた。
つまり、一時期全国的に巻き起こった”官僚批判”をかわすための目くらまし的な措置であり、官僚機構に対する批判を、いつのまにか上級官僚の新たな権限強化にすり替えて、彼ら自身の生き残りをはかっていると見ることができる。
もちろん、そこの住民や利用者(市大”改革”の場合は学生)の立場なんか、まーったく考えていないということは、市大における”改革”の端緒として学部事務室を真っ先に潰した事からもわかるってもんだ。
市大に改革は必要と主張する人の中からも「あれはおかしい」という声が圧倒的な事務室落としや、あるいは学費値上げに全面的に賛同しているような人は、事務室落とし作戦を立案して実行した人間か、そういう人間からのゴチメシを食い過ぎていたり、予算をもらうことを官僚個人に対する”恩義”のように勘違いしてしまい、思考も文章も官僚と一心同体化したような奴だろう。そういう奴をたくさん見てきたよなあ。どういうわけか、どいつもこいつも終わりをよくしていないのだが。(笑)

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