message from spiro

SPIRO中嶋の日々を綴った日誌


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大晦日

2007-12-31 | 日常
大晦日。
今年は、年の越し方を全く考えていなかった。
ただ、決めていたのは<ライブハウスには絶対に近付くまい>といった事。
あえて書く事はしないが、SPIROの事を知っていただいている人には、
その理由は分かっていただけると思う。

ということで今日はいつも通りに仕事に行き、
その職場の忘年会に少し顔を出すことにした。
その合間の余った時間に、割引きセール中だった中古CDショップでお買い物。
quasi『R&B TRANSMOGRIFICATION』      ¥945
BIG STAR『Sister Lovers』         ¥567
Brendan Benson『the Alternative to Love』 ¥662
これ安いよね?

でも結局、忘年会は小一時間で失礼させてもらい、
続いて今朝購入した一日乗車券をフルに使って、地下鉄で移動した。
東京タワー側にある増上寺にてカウントダウン。
お香とたき火で容赦なくもくもくと煙る中、沢山の半透明な風船が同時に宙を舞った。
するとすかさず煩悩の数=108つの鐘の音が「ぼお~ん、ぼお~ん」と。
んー、なんともエキゾチック。
本堂でさい銭を投げ、お祈りを終えた後、
今度は外国人だらけの六本木に移動。もちろん地下鉄で。
”年越した蕎麦”を食べた。不思議と周りの席では日本語は聞こえてこない。
流石は人種のるつぼ(?)、六本木。

さて、一月一日。
今日もまた同じ職場に出勤である。
本来なら(折角の元旦に仕事なんて)がっかりするところだが、
何事も無く年号がちゃんと”2008”に変わった事が、
今回ほど平和の喜びを感じた事があっただろうか?
答えはノオだ。

僕は今、頭から彼の顔が離れません。
でも(その顔は)笑ってる。

忘年会

2007-12-28 | 日常
今年9月にSPIROの新作『life goes on blah.』もリリース
してくれたワイキキレコードの忘年会にちょこっと顔を出しました。
行ったらやはり歌わされましたが、
他のミュージシャンやってるみんなも一、二曲披露。
僕の演奏は(折角大好きなスガタさんと初めて一緒に合わせたというのに)雑で酷かったが、特に徳永憲さんなんかは、あんな環境でも曲が良くて素晴らしい演奏。
僕は少し恥ずかしくなった。

みなさん来年も音楽で一緒に苦しみましょう(笑)。

蹴り納め

2007-12-27 | 日常
体力づくりのために続けているフットサル。
今年は今日で最後になりました。

と言うタイミングで、
思いっきり寝坊してしまって途中参加。
にもかかわらず、今日は身体がキレてた。
シュシュッとかわして、”チョコン”とシュート。
そんな場面が何度か。とても気持ちの良いもんだ。

さて、最後なので今年の球蹴りを振り返ってみましたら、
一度、右の首筋から肩にかけて筋をおかしくした事を思い出しました。
その影響で右腕の痺れが止まらなくなり、かなりパニックになりました。
おまけにタイミングの悪いその怪我で、ある仕事を一つクビになる始末(人前で全身を使い、かなり派手なパフォーマンスをする仕事だったので)。みなさん御迷惑をおかけしました。
今はほぼ完治です。

来年は準備運動やストレッチなど念入りにしよう。腰も気をつけよう。
もうすっかり三十路だね。

きつかった

2007-12-25 | 日常
クリスマスイブの昨日。
夕方までの仕事を終え、ライブハウスに向かう道すがら、明らかなデートスポットにてデート中の友人にばったり。

ライブハウスに到着してその十五分後に早速ライブ一本目。五時半。やけくそなドラムとマーシャルに差したストラトのみで4曲演奏。何故かステージ上で物まねを強要される。きつかった。

二本目、アコギにJCで5曲。夜十時。クリスマスソングをやることに決まっていた。たまたま昨日聴いたロンセクスミスのクリスマスソングを演る。“渋すぎだよ”とヤジが飛ぶ。きつかった。

三本目、深夜二時位だったか?またドラムとストラト3曲。
今日という日を踏まえると、馬鹿みたいに分かりやすい理由で落ち込んでいるドラムK崎くん。心身共に疲れ切った彼のドラムが逆に良かった。僕の気分もそうだったから。
楽屋で誰かが言ったこの日唯一の“良かったよ”という一言。唯一やったカバー曲についてのみ向けられたものだった。ありがとう(笑)。

いやあ、きつかった。
学生時代の学園祭もこんな感じだったような‥

明日のイヴ

2007-12-23 | 日常
急遽歌う事になりました。

@高円寺club LINERで、
17:20と、22時過ぎと、25時過ぎの三回。20分づつ。

どうしてこうなったのかは、正直僕も良く分かりませんが、
昨日送られてきたタイムテーブルにそう書いてありましたので、
素直にそれを受けてみる事にしました。
何事も経験。ということで、やります。
クリスマスソングを最低一曲やる決まりになっているそうです。
何の曲をどころか、何の楽器を持っていくかこれから考えるところ。
準備も練習もへったくれもない。ただ、デーンと構えているしか無いもんな。
いわゆる”流し”の方って(今でも何名位おられるのか知りませんが)きっといつもそんな構えが必要なんだろうか?

ペリー君の一周忌

2007-12-22 | 日常
去年亡くなってしまった親友ペリー君の一周忌に、コジヲ君等と共に参列させていただきました。

場所はペリー君のご実家、
みんなでお経を謡い上げ、御住職の丁寧に用意された説教を頂戴しました。
「‥短命あり、長い命あり‥、人の命は様々。我々の世界から見ると不公平に見えるかもしれませんが、仏の世界ではきちんと用意された人生を全うしたのです」というようなお言葉でした(細部は自信ありませんが内容はこれ)。

マイクロバスで場所を移動し、豪華なお食事をご馳走になりました。
酒を交わしながら多くの方と、この一年が”どんな一年であったか”を話し合ったりしました。ペリー君の彼女Sちゃんから「私も何かに挑戦しなくては!と思ってホノルルマラソンに参加してきたの」というビックリする話を聞く。
その後、再びご実家に戻り長々とお邪魔をさせていただきまして、幼き頃のペリー君とマルディーニ選手(ACミラン在籍)の2ショット写真、お宝生写真を拝見させていただきました。もう一枚は、僕も小学校の頃大好きだったフリットとも納まってる!マルディーニ選手の方は写真の裏に手書きで「マルデーニ」とメモをし、その上からセロハンテープを貼って大切に保管しようとしたペリー君らしい行動の跡も。 それから妹さんも小さい頃サッカーを習っていたという話を聞きました。「今度、一緒に球蹴りしよう」と約束をしてきちゃいました。

僕は、たったの一年間で彼を失った悔しさを別のものにすることは出来ませんでした。そのせいか、折角御住職が丁寧に選んで用意してくださったお言葉も、上手く飲み込めませんでした。御住職には申し訳なく思います。
しかし今日一日を通して、個人的に来年は今年よりも前を向いて頑張りたいと思いました。

参列させて頂けましたこと、ご家族様と伯父様、他皆様には大変感謝をいたします。みなさま、お疲れ様でした。

‥‥すげえシンガーだ

2007-12-18 | 日常
本日実家で畳の張替え作業を少々手伝い。
和室の荷物が全てキッチンに移動したため、
とてもパンとか卵とか焼いたり出来る状態ではない。
諦めてモスバーガーで朝食を。朝モス久しぶりだ。悪くないよ。

そのまま図書館に行きラテン語の辞書引き。
とあるユニット用になんか良い名前ってないかな?と。
でも結局しっくりくるものは探せなかった。
なんだか「DOLCE&GABBANA」のような、
くそ洒落た名前になってしまいそうで辞書を閉じた。

帰って、畳の職人さんがピッカピカの青々した畳をはめ込み終え、
早速その上に箪笥やテーブルやパソコンを元に戻す。
で、接続しなおしたそのパソコンで試しにインターネット。問題なし。
でも知り合いのエンジニアの方が紹介してくれたこんな映像に度肝を抜かされた。
<今までで最悪のスタジオセッション>

‥すげえや。俺は今までなんて小さな世界で生きてきたんだろう。と思った。
歌い出しの直後のエンジニアの驚きっぷりと、最後携帯電話をかけて「yeah, This guy's good. this guy's good.」と繰り返す辺りが個人的にツボ。リアクション最高です。
<ハードコア・カントリー>っていったい何だ?

今夜はイタリアン

2007-12-17 | 食事
さっき作った自作のパスタが美味しかったので、公開します。
鰯のオイルサーディーンをわざわざ開いて焼きました。
普通の鰯でやればいいような事を。
珍しく両親が「美味い!」と言ってくれました。
お駄賃千円をゲット(笑)。

題して、「鰯のオイルサーディンのトマトパスタ」。


まずは、トマトソース。玉ねぎ、セロリ、にんじんのみじん切りが入っています。


今回主役の鰯のオイルサーディーン。ジャケットが好きでこれ買いました。


試しにわざわざ開いて塩コショウ、小麦粉もまぶして中華鍋で焼いてみる。
なんかドジョウ鍋みたいだ。


レーズン。紹興酒に漬けたが、なかなか戻らないのでこのあとチンした。


トマトソースに全部投入。炒ったカシューナッツも入れた。


で、完成。パスタのトングがみつからず、菜箸でなんとか頑張ってみるも結果、盛り付けがこんなダーティーに。すいません。


その横のサラダ。このあとこの中央に炒めたスライスガーリックを乗せた。

もうすぐ一年

2007-12-16 | 日常
wonder soul styleの伊藤タケシくんらとフットサルをした。
彼と球を蹴りあうのは初めて。

「元気でしたか?」と彼。
僕達は今年一年、同じ悲しみを抱えてきた仲間である。
彼は「この時期になるといろんなところで”今年一年振り返ってどうでしたか?”って聞かれる。けど、僕らにとっては‥、ねえ?」と話す。
「”良い年では、無かった”ですよね?」と答えた。

映画『ELEPHANT』

2007-12-15 | 映画
ガス・ヴァン・サント監督の映画『エレファント』をDVDで見た。

まさに今日あった佐世保のスポーツクラブでの発砲事件
容疑者がすでに他界している事もあって多くの謎につつまれたまま。
テレビのニュース番組では様々な憶測がされていて、アメリカのコロンバイン高校での銃乱射事件も過去の事件の一つとして引き合いに出されていた。
この映画は、そのコロンバイン高校銃乱射事件から約5年後に発表された作品で、その内容も確実にその事件を踏まえていると思われる。

舞台はオレゴン州ポートランドのとある高校。
17歳の”キスも知らない”少年が自身が通う高校の校舎にて、
ある日、インターネットで購入したライフル銃で次々と最悪の殺人をしていく。
その事件の当日、様々な人物から見たその最悪の一日が淡々と映される。
カメラはそれぞれの人物の背中を追ってどんな行動を取っていたかを映す。

何が起こったのか。
何がこんな事件を引き起こすきっかけになったのか。
果たしてテレビで誰かが話すように、ヒトラーや人を撃ち殺すビデオゲームや
マリリンマンソンの音楽を知ったのが原因なのか。

この映画は、”何も説明がない”故の説得力をちゃんと持ちあわせていると思う。
安易なエンディングもストーリーも投げっぱなしの映画とは違って、
良い意味で非常に無気味な投げ方だと思う。

因に役者は高校生をオーディションして決め、台詞はほぼ全てアドリブ。
台本も配役が決まってからわずか20ページのものを用意しただけだそうだ。
ガス監督の警鐘をこの映画を見るみんなが感じてもらえることだろう。