人はエレンタールのみで生きるのではない

ドクター(博士)だけどドクター(医師)ではないクローン病患者の日記、思うこと

腸内産生の蛋白(たんぱく)が疾患を予防

2006年09月01日 00時00分37秒 | クローンな日々

腸内産生の蛋白(たんぱく)が疾患を予防(NIKKEI NET)

侵入した細菌から腸を守る蛋白(たんぱく)が腸管内に存在することが、米テキサス大学サウスウェスタン医療センターの研究グループにより明らかにされ、科学誌「Science」8月25日号に掲載されました。この蛋白はマウスではRegIIIgamma(ガンマ)、ヒトではHIP/PAPと呼ばれ、腸内面を細菌から保護する「電気の柵」の形成を助けるものであるとHooper氏は説明しています。痛みのある潰瘍や出血性下痢の原因となる炎症性腸疾患をもつ患者には、HIP/PAP産生の亢進がみられることがあるとのことです。今回のレポートではクローン病との因果関係には直接の言及はありませんが気になるところです。

【関連リンク】
Intestinal Protein May Help Fight Disease (HealthDay News)
Cash et al. (2006) Symbiotic bacteria direct expression of an intestinal bactericidal lectin. Science. 313:1126-30.
Science日本語アブストラクト(25 August 2006 Volume313)[田辺製薬]


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