トランペット協奏曲完成

トランペットとオーケストラのための作品が完成した。
これは今年の5月下旬に完成した、トランペットと弦楽四重奏の五重奏曲が元になっており、更にそのトランペット・パートをアルトサックスにし、弦楽四重奏をピアノにしたものが11月に初演した《詩篇》。だからこのトランペット協奏曲は原曲の2度目の改作となる。

「そう言われてみれば確かに《詩篇》のサックス・パートはトランペット風だ」と思われる方もいらっしゃるだろう。
しかしサックス版《詩篇》の終結部には、原曲には無かったものを新たに付加した。
そしてトランペット協奏曲版はオーケストラ作品の必然性により、サックス版よりもさらに中身を膨らませ、演奏時間が2分ほど長くなった。

これから製本し、提出書類を作成し、明朝発送する。送ったところで演奏されることはまず無いだろうが…。
いつもの様に、この作品を作曲する機会を与えてくれた先方に感謝しながら。