春から作曲していた16人編成の弦楽作品が、昨日完成した。
ここ数年僕は、5年前のチェンバロ作品で試みた独自の手法で作曲することが多い。今年コンペに選ばれた「監禁」「水循環」の2作品も然り…。
昨日完成した「16人の弦楽器奏者のための《HATAORI》」は、冒頭の2つの和音の構成音だけで作られた、一種のパッサカリアと言える。
HATAORI とは日本語で「糸で布を織る」意。弦楽器はソロの集積になったり2~5人がユニゾンになったりし、刻々と形態を変えながら大きな布地を織りなす。
なお、弟の病状の知らせも、この曲の作曲に少なからず影響した。
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