一月前、ギターとマリンバの二重奏曲の作曲を始めた。来年2月28日の「現音演奏コンクール入賞者とのコラボレーションリサイタル」への出品作品として。
他にフルート、ピアノ、琴、打楽器の選択肢もあったが、僕が選んだのはギターとマリンバ。
頭の中で楽想をいくつも思い描いてみる。食事中も入浴中も布団の中でも電車の中でも仕事の空き時間も…時にはピアノで弾いてみる。
6年前に買ったギターを再び手に取る。没頭し、無茶苦茶に色んな音を叩き出す。PC.に入力し、厳しく吟味する。
マリンバの原理は簡単。幼児の頃、木琴は僕のおもちゃだった。問題は大きさ。5オクターブのものは長さが250cmほどもある。
丁度キッチンの端から端まで。しかも最低音域の1オクターブは最高音域の2オクターブ分くらい。
左手で最低音域のトレモロをしながら右手はどこまで届くのか、キッチンできちんと確かめる。*
* フランス語では「キッチンの~」が「でたらめの」という比喩で使われる。
==フランス人Anethさんのコメント==
とても面白い!創作中のアーティストは大好きよ。キッチンにまで広がっていっちゃうのね。壁にマリンバを描いたりはしないの?
マリンバってサルサを演奏する楽器ね。それからバチを使うでしょ。バチの長さにもよるわ。大きなスプーンで試したかしら、それともお箸で?
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