恥苦生。

死んでない。

何も期待する事もないのに。

面白い事なんか何もないのに。

働きもせず。

ただのうのうと。

４日分で致死量に達する薬を２日分飲んでみた。

夢遊の果てに目覚めた。

夢の中で競馬をした。

夢の中でゴルフをした。

舞ちんと喋った。

それらが夢だという事を理解するのにしばらくかかった。

猫も生きてる。

現実にやはり幻滅した。

身体がうまく動かせない。

丸三日くらい何も食べてない計算になるのだが何も欲しくない。

頭が痛い。

胃液を吐く。

暑い。

ワールドカップが始まったらしい。

どうでもいい。

テレビがまぶしい。

腐敗防止の為エアコンをガンガンに。

夢と現実をひっくり返して、ずっとあっちに居たい。

それが死ぬという事なら、まさしくオレの夢だ。


でもまだ死ねない。

自殺は愚だと教わってきた。

キープでいい。

未来につなぐ。

それ自体が命題。

死を美化する事など出来ない。

オレの中のええ格好しぃがそれを許さない。

疑い、確信、痛感。


だからオレより先に死んではいけない。

これ以上、誰も。


トリガーはこの手の中に。