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「結実」とは? 『As A Man Thinketh』(『原因と結果の法則』)

2024年02月05日 | 『As A Man Thinketh』(『原因と結果の法則』)を読む。

今日は『As A Man Thinketh』(『原因と結果の法則』)を

読んでみたいと思います。

『As A Man Thinketh』は英文で書かれ文章が論理的に展開されているため、

釈迦の言葉を集めた『ダンマパダ』と併せ読むことで、

理解が深まるのではないかと考えたからです。

 

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「思考という種から行動という花が咲き、喜びや苦しみはその実と言えるでしょう。

自分で耕した土地で甘い実や苦い実を収穫しているようなものです。」

昨日ご紹介したこの一節は、

『As A Man Thinketh』の

第一章 Thought  and  Cheracter(思考と人格)

からの引用でした。

ジェームズ・アレンは、

行動が花、喜びや苦しみはその実と表現しました。

blossom (花)が fruit (実)になるわけです。

 

一方で、最終章の第七章 Serenity(心の静けさ、平安)

の中には fruitage (結実)という言葉がありました。

著者は何を fruitage (結実)と語っていたか。

fruit (実)と fruitage (結実)の違いは何か。

まずこれに触れておきます。

 

著者はこう語っています。

 

「心の静けさは、魂の旅の最終レッスンです。心の静けさ、平安こそが結実なのです。

 

『原因と結果の法則』で私たち日本人の多くが想定する「結果」とは、

現世的、物質世界的な成果のことですよね。

結実」とは、そういったものとはかけ離れたものであると、

著者は強調しています。

 

「心の静けさ、平安に比べれば、お金だけを追い求めているのはなんと無意味なことか。

心の静けさ、平安とは、

真実の海の、

波よりもはるか下にあり、

嵐も及ばないところにある、

永遠の静けさの中にある場所で暮らしているようなものです」

 

なぜ、第一章から中盤をすっ飛ばして最終章の結論を先に語ったかというと、

日本人が忘れてしまっているのは、そこだけだと思ったからです。

勤勉で慎み深く、頭が良く、思いやりがあって、

社会秩序を重んじる日本人、

長所を数え上げればきりがないほどです。

 

けれども、勉強しても、勉強しても、

努力しても、努力し続けても、

親孝行をしても、人にやさしくしても、

寄付をしても、誰かを支援しても、

大金を手に入れても、出世しても、

やってもやっても、

何かが足りない気がする。

力づくで現実を動かすことにはもう慣れています。

一体何が足りなかったのかがわかったのです。

 

足りなかったのは、究極のゴール

「心の静けさ、平安」

それだけです。

 

「心の静けさ、平安」はもともと日本人の美徳でした。

マインドフルネスは、逆輸入です。

日本人がいつかどこかに置き去りにしてしまったもの。

けれどももし、

日本人が最終ゴールに気が付いて思いをひとつにすれば、

いとも簡単に、

「本当に」平和な世界、幸せな社会が

現実化するであろうことに気が付いたのです。

 

 

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💓今日も、最後までお読みいただきありがとうございました💓

 

 



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