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プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

逆算の計算の仕方

2016年03月11日 | 算数
逆算とは、虫食い算とも言われますが、□の計算のことですね。

3.5+□=20.7

とかいう式で、□の値を求めるものです。
符号が+-×÷、□が符号の前か後ろか、ということで
合計8種類の計算式があります。
こんな感じですね。


A+□=B   A-□=B
A × □=B   A ÷ □=B
□+A=B   □-A=B
□ × A=B   □ ÷ A=B

テキストにも書いてあると思います。
これを見ただけでうへえ~となってしまう生徒も多いので
ここは別に気にしなくてもいいです。
数字と□の式なんだな、くらいの認識でオッケーです。


では解き方です。
逆算は、「基本的な解き方」と「そうでない解き方」の2種類があります。
「そうでない解き方」は、上の8種類の計算式のうち、
「A-□=B」「A÷□=B」
の2種類だけです。
なのでまず、「基本的な解き方」をマスターしましょう。

 ①問題式を書きます。
  

 ②色をつけて分かりやすくしてみました。
  

 ③□=を書きます。
  

 ④問題式の=の右側にある数字を、そのまま下に下ろします。
  

 ⑤問題式の符号を逆にして書き込みます。
  
 「符号を逆にする」とは、「+」⇄「-」、「×」⇄「÷」 ということです。

 ⑥問題式の=の左側にある数字を、⑤で書いた符号の後ろに書き込みます。
  


これで□を求める式ができ上がったので
後は普通に計算するだけですね。
 
できました!
とりあえずこの「基本的な解き方」を練習して、すらっと解けるようになりましょう。

いい感じになったら、「そうでない解き方」を練習します。
しかし、基本的なものとそうでないものを見分けないといけないので、
そうでない2つ、「A-□=B」と「A÷□=B」は

『-□(ひくしかく)』と『÷□(わるしかく)』
と覚えましょう。
□のまえに「-」と「÷」がありますね。

 ①問題式を書きます。
  
  色付きにしておきました。

 ②□=を書きます。
  

 ③基本とは違って、今度は問題式の=の左側にある数字を書き込みます。
  

 ④問題式の符号を変えずにそのまま、「-」なら「-」を、「÷」なら「÷」を書きます。
  

 ⑤問題式の=の右側にある数字を書きます。
  

完成です!計算してみましょう。

できました!

中学受験の算数では結構あちこちで使うので
しっかりとマスターしてほしいですね。
「-」と「÷」の式が何かあったよなあ‥
なんて認識の生徒も多いので、
「ひくしかく」「わるしかく」の式以外は全部同じ!「ひくしかく」「わるしかく」だけ違う!!
と頭に入れましょう。
「基本の解き方」を練習してから「そうでない解き方」をやると
比較的うまく定着するかと思います。

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