海外医療情報センター

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アジア―手足口病

2015-07-29 16:53:55 | 日記

中国では、2015年5月31日までに死亡者26人を含む630,391人の手足口病患者が報告され、5月1日から31日までに、304,863人の患者の症例があり、これは2014年の同時期と比べて42%の減少しています。

シンガポールでは2015年6月20日までに患者14,778人が報告され、6月14日から20日までには、541 人の手足口病患者が報告されました。これは前週と同程度の数です。

香港では6月20日までに、昨年の同期間の報告患者数148人よりも多い患者190人が報告されました。

マカオでは、 2015年6月21日までに手足口病患者1,623人が報告され,6月21日までの1週間には、患者161人が報告されています。これは前週よりも少なくなっていますが、最近4年間の同時期としては多くなっています。

ベトナムでは、2015年1月1日から6月21日までに死亡者4人を含む手足口病患者21,165人が報告されています。2014年の同時期と比べて、報告された患者数は39.0%少なくないものの、死亡者は2人多くなっています。第25週(6月15日から21日まで)には、63省のうちの 62省から患者559人が報告されました。死亡者は報告されていませんが、およそ69.2%の患者が南部からでした。前週と比べて110人(16.4%)減っています。

日本では、2015年6月21日まで に69,163人の患者が報告されています。3月12日(第11週)以降、日本における週毎の患者数は昨年みられた患者数を上回っています。6月15日から21日までには、11,018人が報告されました。昨年の同期間の報告では1,824人でした。毎年、夏を中心として発生し7月下旬に流行のピークを迎えます。日本では過去10年間では、平成23年に最大の流行が発生しましたが、平成25年はそれに次ぐ規模の流行となっているので注意が必要です。

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に主に夏に流行します。感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。ほとんどの場合、軽症で治りますが、重症化する割合が高いといわれているEV71による手足口病も流行していますから注意してください。

手足口病にワクチンもなく特効薬もありません。一般的な感染対策は、接触感染を予防するために流水と石鹸で手洗いをしっかり行いましょう。

手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されます。また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。

EV71による手足口病の流行は、これまでにも、アジア各国で報告されています。マレーシア、台湾、中国、カンボジア、ベトナムなどでは、近年、EV71による手足口病の大きな流行が報告されていますので、アジアに渡航される方は一般的な衛生習慣を施行してください。

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