映画化され、話題になっていた辻村深月さんの『ツナグ』。
興味はなかったのだけど、映画の宣伝文句に引き込まれて読んでみました。
一生に一度だけ、死者に会える、会わせてくれる使者(ツナグ)と言う役割。5つの物語がおさめられています。こちらが会いたいとお願いしても、死者が会わないと言えば、成立しないわけで、死者にとってもたった一度だけのチャンスのツナグ。
やり残したこと、伝えたいことなどそれぞれにあるわけで、満月の夜の数時間だけ会える。
もちろん、会うことで幸せになる人もいれば、会ったことで、一生抱えて生きていかなければならない事にも気づく。
「親友の心得」は女性心理がとても伝わってくる話だと思った。よく言われる親友でありライバルであるということ。でも、この物語は切ない。
「待ち人の心得」も切なかった。救いがあるのは、この主人公の男性が次に進めることができたという事。
こうやって原作を読むと、やはり映画が気になる。どんな風になっているのだろう。観たくなる・・・でも、行ける日がないなぁ~~~。
辻村深月さんの作品は初めて読んだけど、他の作品も是非読んでみたいと思います。
原作の最初のエピソードに出てくる方は具体的にイメージできてしまう女性タレントさんがいましたが、これはカットされていました。
原作と映画のイメージのずれがあまりなく、すっと入れました。大画面じゃなくてもいい作品なので、DVDでも楽しめそうですよ。
『冷たい校舎の時は止まる』友達が貸してくれたのですが、思いもよらず止められないくらいのめり込んでしまい、2日間で上下巻を一気に読みました。他の作品も面白いです。トリックというか、展開が奥深い。オススメです!
最初のエピソード、「アイドルの心得」ですよね。
私も、あるタレントさんをすぐイメージしました。たぶん、同一人物ですよね。
やはり、映画館には行けそうもないので、テレビかDVDまで待つことになりそうです。
はじめまして。
『冷たい校舎の時は止まる』面白そう~~~。情報をありがとうございます。
実はすでに「凍りのくじら」を購入してしまいました。本屋で、ちょっと見ているうちに全部読みたくなってしまいました。やはり、はまりそうです。