先日やっと暇が取れたので、渡良瀬遊水地まで足を伸ばしてみた。
ここは複数の県にまたがっているが、ほぼ栃木県です。
下道を通って、途中の休憩を含め片道約1時間40分かかりました。
渡良瀬遊水地の面積は4.5km²で北海道以外では最大の湿地です。
今回の目的はエビの生息と水生植物の調査です。
渡良瀬遊水地の貯水池の谷中湖の航空写真です。
かわいいハート型ですね。
谷中湖は底を平たんに掘削して、周りは100%護岸されている人造湖です。
親水階段護岸や植生護岸になっているエリアもあります。
植物も乏しく、鳥類もほとんど見かけません。
広大な水たまりと言ったところでしょう。
谷中湖の東側の東谷中橋付近の植生護岸になっているエリアです。
ここは、15年以上前に来た時にエビがいるのを確認しています。
さっそく網を使ってガサをしてみましょう。
捕獲できたのはスジエビでした。
体長8センチ位で抱卵していました。
小さいハサミが確認できます。
他にはギンブナの稚魚1匹とカダヤシ多数。
エビの種類がわかればいいので、全てリリースです。
谷中湖より北に位置するゴルフ場脇の4つほどある小さな池です。
あまり地元の人ぐらいしか行かない所です。
土砂の採掘工事で出来たものと思われます。
昔は何も生えていなかったが、一面にヒシが生えていました。
ヒシと見慣れぬ藻です。
ヒシの実が右側に映っています。
刺が4本でこの大きさだとおそらくコオニビシでしょう。
見慣れぬ藻は後で調べた結果、オオフサモのようだ。
緑色は抽水形、赤茶色は沈水形、他に陸生もあった。
別の池では、先ほどのオオフサモは見られないが、
ななんと!イヌタヌキモがあるじゃないですか!
後で調べてみるとゴルフ場の池にもイヌタヌキモが
あるらしいので、そこから移ってきたのだろう。
午後4時をまわったところで、帰宅することにした。
水辺は暗くなると危険だし、なにより怖いからねw
水生植物好き集まれ!
めだか Web-Ring