秘密の部屋

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　なし畑が花盛り

　

　溢れんばかりに　少女時代の夢や希望がはじけている

　

　しかし・・・熟女には　熟女の良さがあるはずだ

　

　

いつかの 桜狩り

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　そう言えば「紅葉狩り」は言うけど「桜狩り」っていわないなぁ・・・と思って調べてみると　

　　　「桜の花を尋ねて山野を歩き回ること」

　　　「桜花を訪ね求めて楽しむこと」・・・とあった。

　いつだったか・・・　どすこいどすこい走り回り

　

　ちょっとした山を登り

　

　わーおっ！　

　

　桜花を楽しんだ　桜狩りラン

彩色を施す

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　あれ・・・？

　

　紫に　白い絵の具を　一雫　二雫　　

　

　やがて　むらさきはななが　しろはなな　

　

ラン当日のこと

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　～　開会式　～

　女の子のサドッキーも登場

　

　お～！何となくトキのような曇　　

　

　「自衛隊にはいらないか！」・・・

　のんびりとスタートまで過ごします。

　スタートしてからは・・・

　日差しはまあまあ暖かく汗をかくも、山からの風が冷たく、ひと吹きすると一気に体温を奪われる感じ　

　そのうち汗も出なくなって　肘から先が痺れるような感覚に襲われた

　え？これって脱水・・・？　

　一生懸命体を動かしているのに寒くてたまらないのだ。

　そのうち、これって低体温症っていうやつかも・・・って気が付いた　

　こういう時はどうしたらいいの？　

　止まって歩いたりしたら　もっと冷えそうだったから　とにかく走れ！走り続けろ～！　

　ってことで、何とかゴール　

　疲れた、とか、４時間切れなかった　とかいうのは後になって思ったことで

　まず「寒かった～」というのが最初に思ったこと

　ゴール後　温かいお味噌汁とおにぎりのおもてなし　

　

　とにかく指先が冷たくてシューズの紐も解けなかったので、このお味噌汁は嬉しかった。

　カップを包み込むようにして手を温め・・・ホッ

　そんなこんなで帰りの佐渡汽船乗り場

　大勢のスタッフさん、ボランティアさんが見送りに来てくれていた。

　その中に、ピンクの法被の味噌汁のお母さんがいて、あの温かさ思いだして思わずウルッ　

　船の中からガラス越しの写真なのできれいじゃないけど　ずーっと手を振ってくれていた

　

　こういうの　いいよね・・・こういうのがね　好きなんだ。

　

　さて、次はどこに行こうかな　どこを走ろうかな

ラン当日の朝のこと

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　ぐーっすり眠って　朝が来た

　

　昨日は見えなかった　加茂湖の向こう岸から

　

　まだ雪で真っ白のお山まで　いーい天気だ　

　

　湖の反対側には　もう水を張った田んぼが規則正しく並んでいて

　

　その先の海を　軌跡を描いて船が行く

　

　「おはよう～！」

　

　トキオさんとトキコさんに見送られ　さあ、出発だ！