そこに歴史あり

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　春に芽吹き　　

　梅雨の雨をたっぷり吸いこんで　幹を潤し

　夏の照り付ける日差しを浴びて　光合成に努め　

　秋の訪れとともに　少しずつ　少しずつ　色を変え　姿を変え

　冬を迎える

　

　一枚の葉の一年の巡り　

　

A place to relax

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　風に吹かれて行き着いた場所

　ちょっとずれたら　川に流されてしまうのに・・・

　それでもそこが　落ち着く場所なのか

　

　風に吹かれて立ち止まった場所

　逆さづりで　苦しかろうに・・・

　それでもそこが　居心地のいいポジションなのか

　

　　

森を行く

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　もーいーかい？

　

　まーだだよ！

　

　もーいーかい？

　

　・・・

　

　かくれんぼ　鬼は誰・・・？

　

秋色の風景 4

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　水鏡

　

　キラキラと輝きながら湖面の秋　

　

　山を臨むとき、不思議と深呼吸をしてしまう

　吸ってぇ　吐いてぇ・・・を繰り返し、すべて吐き出してみる風景に

　

　自分も違和感なく溶け込んで　水鏡に写るのだろうか・・・

秋色の風景 3

　すーぴーあのね・・・

　そっちはどう？　

　♪　オレンジの雨の中　濡れてる

　　二人なら　火遊びと言われていい　♪

　

　♪　燃えるのは　そのときだけの

　　恋はいつも気まぐれ　♪

　

　そんな言葉の意味も分からず　歌っていた若き頃

　じゃ、今ならわかるのかって・・・？

　

　今は・・・地に落ちゆくまでの束の間を　倒木に腰かけて

　過行く季節を眺めいる身

　時が経ちすぎたみたいね　⌚