地デジのTVを買いました。
「エクウス-馬」という芝居に、心を病んだ青年が出てきました。
(この四季の舞台には客演?したことがあります)
「テレビというものは、資本主義の害毒を流すものだから見てはならん」
と共産主義者の父親にテレビの視聴を禁止されていました。
ですが人並みにTVを見たくて見たくて
たまたま見たCMをいつまでも覚えていて、いつも歌います。
「ダブルダイヤモンド ステキなビール 夢見るような酔い心地
まずは一杯 あなたも一杯 ダイヤモンド」
私はそういう主義は持っていません。
また、東宮妃殿下でしたか、秋篠宮妃殿下でしたかの御生家にTVが無いということで、
ハイソな家はさすがに違うと話題になりましたが、私はただの貧乏人です。
TVを持たない生活をしたことがありましたが平気でしたし、
今も無くても平気だと思います、少なくとも好んではおりません。
先日、TV視聴に仕方なく1時間ほど付き合わせられるという経験をいたしまして、
「テレビばかり見てると馬鹿になる」と言いたくなりました。
画像は、「テレビばかり見ていると馬鹿になる」
山本直樹 大田出版 2000/12/8です。
橋本治さんでしたか、
「テレビというのは、要するに大卒の人が作って高卒の人がみるもの」
であると看破していらっしゃいましたが、実際にそうなんでしょうね。
他の表現物というのは、大概
「自分と同等か、または優れている鑑賞者が居る」
という前提で作っているものと思われます。
不幸にして、そういう人の目に留まらないか、
または誰の目にも留まらない可能性はありますが、
一応作っている人の気持ちではそうなのではないのかな。
TVの場合は、鑑賞者は見くびられている
のじゃないでしょうか。
そのため、表現としては縮小再生産にならざるを得ない。
ですから、質を維持するためには、
よそからいいものを絶えず取り入れなくてはいけない
自転車操業であるということではないでしょうか。
うまく取り込めなかったり、テレビ人だけで番組を制作したりすると
目も当てられないことになるのではないでしょうか。
テレビばかり見ていて馬鹿になる人の先頭にいるのは、
要するにテレビ番組を作っている人なのでしょう。
お気の毒です。
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