少年と金魚とビートルズ

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アロワナ

2018-09-18 20:50:04 | さかな図鑑

2018.09.19更新(加筆・修正・画像追加)
2018.09.22更新(加筆・修正・画像追加)
2019.06.13更新(画像追加)



アロワナ!


バブルの頃
高級観賞魚の飼育が流行ってましたよね。
アロワナとディスカスとか。
熱帯魚の王様!なんて言われて
そのスゴい値段がニュースになったりしてました。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


「古代魚」と聞いて
アロワナが真っ先に頭に浮かぶ人
けっこう多いんじゃないでしょうか。
アロワナは1億数千万年前から
今の姿形をしていたそうです。
正に生きた化石!
かっこいいですねぇ(*^^*)

ちなみに
シーラカンスは4億年前
チョウザメは3億年前
我らがピラルクは1億年前。
古(いにしえ)のロマン!

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ピラルク

チョウザメ

シーラカンス

さて

アロワナは淡水域に生息する古代魚。
肉食で小型の魚類・昆虫・甲殻類などを捕食します。
頑丈なウロコで全身が覆われており
回復力も高く、多少の傷だと数週間で完治してしまうとか。
すさまじい生命力をもった魚です。
飼育環境下での性質は穏やかで
飼育方法も確立されており
アクアリウム用観賞魚として人気があります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


小型魚を丸呑みするために
下あごがせり出したような大きく開く口が特徴。
水面より上にいる虫にとびつき捕食することが出来ます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


中国では「龍魚」と呼ばれ
“幸運を呼ぶ魚”として愛好者が多く見られます。
特に紅い変異種は高値で取引されています。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


アロワナは繁殖後に子育てをします。
子育てをするのはオス。
マウスブリーディングと呼ばれる行動で
メスが産んだ卵をオスがいったん口の中に入れ
口の中で卵を孵化させ
さらに稚魚が一人立ちするまで
40日~50日もの間
エサも取らずにひたすら我が子を口の中で守り続けます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




アロワナの代表種には
シルバーアロワナ、ブラックアロワナ、
アジアアロワナなどがあります。


〈シルバーアロワナ〉


アロワナの中で最もポピュラーな品種で
南米アマゾン川の上流から下流まで
ペルー、ブラジル、南米ギアナなど広い地域で生息しています。
本流はあまり好まず、岸辺や水没林など、
餌となる昆虫類の豊富な支流のよどみを好みます。
綺麗な銀色のウロコをもっていて
背びれから尾びれまで繋がったように見えることが特徴です。
飼育環境下では体長が100cmほどまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




〈ブラックアロワナ〉


ブラジル北部を流れるネグロ川(アマゾン川の支流)や
更にその支流のブランコ川の一部に分布。
飼育環境下では体長が70~80cm程度まで成長し
シルバーアロワナと比較するとやや小型の品種です。
幼魚のころは頭部の一部と腹部が黒く
ひれにも黒色が入っていることからブラックアロワナと呼ばれています。
成長にともない体色は黒から少し灰色がかった銀色へと変化していきます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




〈アジアアロワナ〉


レッドリストの絶滅危惧
およびワシントン条約の付属書Ⅰに分類されていて
国際取引が規制されており
養殖されたアジアアロワナのみが輸入されています。
輸入する際には輸出国の輸出許可書と
輸入国の輸入許可書の2種類が必要だそうです。
最近では体内へのマイクロチップの埋め込みが義務付けられ
管理団体によってナンバーがデータ化され、
繁殖個体かどうかを容易に識別できる様になっているとか。
体色がさまざまで
その色や濃さによって名前がつけられています。
グリーンアロワナ(青龍)
マレーシアゴールデン(過背金龍)
スマトラゴールデン(紅尾金龍)
スーパーレッド(血紅龍)などで
グレードの高い個体は
100万円を超えることも珍しくありません。

↓グリーン・アロワナ(青龍)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



↓スマトラ・ゴールデン(紅尾金龍)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)





足立区生物園では
大水槽でピラルクとシルバーアロワナが混泳してます。

(足立区生物園ウェブサイトより)


エサの時間には
水面からジャンプする姿も見られます。

(足立区生物園ウェブサイトより)


サンシャイン水族館では
更にダイナミックなアロワナジャンプが見られるようです。

(サンシャインのウェブサイトより)


おお!これは見てみたい(*^^*)


染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ



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