風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

14年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

量子コンピュータ

2019年10月24日 | スイッチング数推移など
 米グーグルは23日、量子コンピューターを使い、複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピューターよりも極めて短い時間で解くことに成功したと発表した。理論上、量子コンピューターはスパコンを上回る性能を持つと考えられてきたが、世界で初めて実験で証明した。人工知能(AI)などに続く革新的技術として期待される量子コンピューターの実用化へ、大きく前進する。 同日付の英科学誌「ネイチャー」(電子版)で成果を報告した。
 発表によると、同社の量子コンピューターが従来のコンピューターでは困難な問題を解く性能を示す「量子超越」を達成した。乱数をつくる計算問題を用意して検証したところ、最先端のスパコンが約1万年かかるのに対し、量子コンピューターは3分20秒で解くことができたという。
 量子コンピューターは「量子力学」と呼ぶ物理法則に従って動く。従来のコンピューターが「0」か「1」かで情報を表すのに対し、量子コンピューターは「0であり、かつ1でもある」という特殊な状態を利用して大量の情報を一度に処理できるのが特徴だ。計算の回数が減り、時間も大幅に短縮できる。以上10/23 18:07付け日経電子版「グーグル、量子計算機が「スパコン超えの性能」と発表」より
VS
 IBMの研究者5人は21日に発表した論文で、グーグルの量子コンピューターが最先端のスーパーコンピューターの性能をはるかに上回るという主張は大げさだと述べた。(略)
「将来的に従来コンピューターと併用」
 しかしIBMの研究者は、独自の方法を用いて同じ計算問題をスパコンで解いてみたところ、2日半しかかからなかったと明らかにした。グーグルに対しては、スパコンの性能がシステムメモリーに保存できるデータ量によって制限されると想定したことが間違いだとし、このような足かせを乗り越えられる「豊富なディスク容量を考慮しなかった」と指摘した。さらに、その他のハードウエアやソフトウエアの発展にも言及し、IBMでの計算に要した2日半という結果はどちらかと言えば「控えめで、最悪ケースの見積もり」だと付け加えた。
 量子コンピューターの実現をグーグルと競い合うIBMは、グーグルが「量子超越」を標榜しようとしたことにも反発している。量子コンピューターと従来のコンピューターには大きな違いがあるため、将来的に「併用される」見通しだと説明したうえで、今回の一連の報道はあたかもコンピューターの新時代が到来したかのような「誤解を世間に必ず与える」と非難した。IBMは既に、グーグルの主張に対する批判を公に表明している。
 独立した立場の専門家の多くは、難題だった量子コンピューターの制御でグーグルが部分的にかなりの進歩を遂げ、ブレークスルーを果たしたと高く評価している。だが一方、新たなプログラミング方法で従来のコンピューターの性能が追い付く可能性もあり、量子コンピューターとの競争に決着がついたわけではないという声もある。
 グーグルの研究論文は9月、米航空宇宙局(NASA)のウェブサイトに一時掲載されたが、すぐに削除された。正式にはまだ発表されていない。10/23 11:23付け日経電子版「IBM、グーグルの「量子超越」達成は「大げさ」」より
 
 スパコン新参のグーグルが功を焦って「従来スパコンなら1万年かかる」ところを「3分20秒でできた!」と大げさな発表したことをスパコンの玄人であるIBMがたしなめたと言う事でしょうか? 特殊な計算問題を超高速で処理出来ても、それが実用性のある分野でそのまま高速性を発揮できる事にはならない、スパコン性能には計算素子の高速性も重要だが、実用分野でその高速性を発揮させるにはメモリ構成やOSプログラムの作り方がもっと重要なんですよと諭された? 
 
 HIT(4.2kW)の発電データ 
10月23日(水)晴れのち曇り 
太陽光発電量     21.1kWh 
エネファーム発電量(予約発電)  4.4kWh 
W発電量            25.5kWh
売電量          18.2kWh 
買電量         0.8kWh 
W発電自給率    318.8% 
W発電設備利用率     21.7%
日照時間        8.7h
連系以来 3723日(10年71日)
 

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