I’m hungry

おもにAmazonでの衝動買いや技術的な話をぼちぼちと。

残雪期の硫黄岳登山に行ってきました(赤岳鉱泉泊)

2019-05-06 11:40:10 | 旅行(海外/国内/ちょっとお出かけ)

2019年のGWは10連休。前半は上高地に行ってのんびりウォーキングを楽しみましたが、流石にどこか物足りない。そんな中、GW後半は連日晴れるとの天気予報。ならばどこかに登山に行かねば!ってことで八ヶ岳連峰は硫黄岳に行ってきました。以前赤岳に行った時は行者小屋経由の日帰りだったんですが、今回は電車・バス利用だったので赤岳鉱泉に宿泊。赤岳鉱泉は山小屋なのにお風呂(石けん等の利用は不可)があったり夕食のステーキが有名で、以前から行ってみたかった場所の一つでした。

・アクセス

電車、バス利用による八ヶ岳(赤岳、硫黄岳)へのアクセスは以下のようになります。

①JR茅野駅 →(バスかタクシー)→ 美濃戸口バス停 →(60分)→ 美濃戸山荘 →(120分)→ 赤岳鉱泉 →(130分)→ 硫黄岳
②JR茅野駅 →(タクシーか夏沢鉱泉の送迎車)→ 桜平 →(30分)→ 夏沢鉱泉 →(50分)→ オーレン小屋 →(80分)→ 硫黄岳

以前①のルートを利用したことがあり(その時はマイカー使用。マイカーの場合美濃戸山荘まで車で行ける)、何も考えずに同じルートを選択しましたが、条件によっては(※)②の方がはるかに楽なようです。

(※)桜平へはバスが走っていないので送迎を依頼しておいたり下山時間をちゃんと計画し実行できる場合

 

ルートと標高差は以下のような感じ。相変わらず一泊すると時間が変(一時停止してるのに)なのと、下山時にフライトモードにしたら記録が取れてなかったので一部データ飛んでます(泣)

 

 

5/3(金)美濃戸口バス停に到着。今回はここから長い歩きで赤岳鉱泉を目指します。出発前にトイレも借りておきましょう(チップトイレ100円)。

 

また、念のためバスの時刻表を撮っておくと良いかもしれません。今回はGWということもあり本数はかなり多め。

 

美濃戸山荘までは緩やかな、歩きやすい林道歩きになります。

 

しばらく歩くと「やまのこ村」「美濃戸山荘」に到着。マイカーの場合はここまで来られます。駐車料金は確か1日1000円だったかな。

 

ここから赤岳鉱泉まで1時間50分(コースタイム)くらいかかるので、再度トイレ等は済ませておきましょう。水場もあります。

 

ここが分岐点で行者小屋へは南沢、赤岳鉱泉は北沢ルートになります。

 

北沢ルートはしばらく林道歩きが続く感じですが、木陰のためか一部凍結していました。

 

沢沿いの木陰には残雪が。

 

堰堤広場に到着。ここから山道になります。

 

凍結している箇所はチェーンスパイクがあると便利です。

 

ZAFIELD アイゼン スパイク 19本爪 登山 雪山 トレッキング 簡単装着 収納袋付き 男女兼用 (ブラック, M)
TRUST
TRUST

 

Boonor 19本爪 アイゼン 靴底用滑り止め ステンレス製 スノースパイク スノーチェーン 転倒防止 雪道 登山 安全歩行 収納袋付き (L)
Boonor
Boonor

 

 

ただ、木道もあるので着けたり外したりが面倒ではあります…。

 

赤岳鉱泉手前からかなり雪が残っており、かつ凍結しているのでここはチェーンスパイク着けた方が良いです。

 

赤岳鉱泉のシンボル(?)アイスキャンデーが見えてきたらもうゴールです。

 

到着しました!

 

到着したのがだいたい14時前。お風呂の開始がちょうど14時からだったのでグッドタイミングでした。一泊二食お昼のお弁当セットで10,800円のお支払い(先払いです)。

 

受付横にメニューが。ステーキと書いてあって内心浮かれてました(笑)

 

赤岳鉱泉は個室が多い小屋で、逆に相部屋は大広間だけ?お風呂も食事(お酒含む)も充実しているので、小屋泊にあまり慣れてない人に向いている気がします。ちなみに個室は宿泊費プラス8000円(小耳に挟んだ)。4人グループとかなら個室が良いですね。

 

まあほとんど単独行しかしないので当然相部屋大広間です。相部屋といってもスペースがかなり広い!GWだからと内心覚悟していましたが、利用客が結構少なかったのでかなり余裕でした。(後はイビキおじさんが近くに居なかったのが大きい)。

 

個人のスペースはこんな感じ。ザック含め荷物は別のスペースにも置けます。

 

では早速風呂に入ります!石けん等の利用はできないので、入る前にしっかりかけ湯で汗を流してから入りましょう。14時早々に入ったのでほぼ1番風呂でした。

※写真は公式サイトから

 

そして風呂上がりには生ビール。マムートのジョッキ見ると涸沢小屋を思い出します

 

あとはふらふらと小屋内散歩。

 

トイレは少し離れていますが小屋内にあるので便利です。(山荘泊すると雲取山荘でトイレが外にしかないのを毎回思い出します…)また、トイレは水洗(!)で小屋としてはかなり綺麗な部類だと思います(使用済みペーパーはゴミ箱なのは他と一緒)。

 

大広間に戻ってきました。

 

布団もたくさん。夏のピーク時は一杯に使うんでしょうねぇ…。

 

そして晩飯!ステーキ!

 

下道といっても標高差700m、8kmくらい歩いたのでお腹ペコペコです。

 

山小屋というとたいていスーパー〇ライしか無かったりするのですが、なんとここにはよなよなエールが。100円高いですが即決で購入。

 

ご飯は食べ放題で、久しぶりにご飯のおかわりをしました(笑)。

 

この小屋は綺麗だし以下のようなロープの結び方の練習コーナーもあったりと他ではなかなか見られない充実ぶりです。写真撮るのを忘れましたがここにも読書コーナーがあり、上高地で読み始めた岳の続きを読みました(14巻まで)w

消灯は21時。翌朝の朝食は6時でした。(季節によって変わると思われます)

 

大広間とトイレ近くにはストーブがあり、消灯まではガンガン点いてて暑いくらいでした。

 
 
 

さて翌朝の朝ご飯。夕食同様ご飯のおかわりは自由です。

 

今日も良い天気。想定よりも気温が高く風もなかったため、オーバーパンツなしで準備。

 

といってもテント泊は寒かっただろうな…。

 

 

とかいいつつ出発。小屋前の登山道からスタート。

 

登山道はカッチカチに凍結しているため、スタート時点から12本爪アイゼン装着して進みます。

 

暫くすると凍結した急登が続きます。確かにこれは前爪がないとしんどいかも(あってもしんどい)。

 

赤岳が綺麗に見えるけど、雲が湧いて出てきているのがちょっと気になる…。

 

 

反対側(西側)はまさに八ヶ岳ブルー!これを見たかった。

 

稜線はもう少し。森林限界も超えているのでマークも見つからず。吹雪いたりしてたらルート探しが大変そう。

 

トラバースして硫黄岳に向かいます。

 

やっとこさ稜線に出ました。風が冷たいけど、以前来た時のような吹き荒れる感じではないので一安心。

 

ううむ、東側から横岳、赤岳にぶつかって雲がもくもくと…。

 

こちら側は綺麗な青空。

 

途中、夏道が見え始めていたのでアイゼンを外したのですが、頂上付近でまた凍結している箇所があったのでちょっと失敗。見極めがなかなか難しい。

 

 

ということで登頂!コースタイム2時間10分のところ大体2時間弱の行程でした。残雪の急登に息が切れた割にはそこそこ早く到着できました。

 

流石に少し風が冷たかったのでライトダウンを羽織る。地上では暑くても標高2700mともなると空気がまだ冬でした。

 

東側の切れ落ちた噴火口。怖。

 

早い時間帯ということもあり(まだ9時台)、人はまばら。

 

早いですが小屋で用意してもらったお昼を食べてエネルギー補充。寒いので白湯で流し込む感じになっちゃいました。

 

それにしても良い眺めです。

 

が、だんだん陰ってきてしまい…。

 

赤岳方面は雲まみれに。うーん、またか…。

 

陽も陰ってきてしまったし、バスの時間もあるので早々に下山します。もう一泊するなら縦走しても良さそうですが、まあやるとしても雪がない時期がいいかな。

 

今度は急な下りになるのでより注意深く。

 

赤岳鉱泉でトイレを借りてそのまま下山続行。14:45のバスに乗る予定なんですが、その前にお風呂と食事を取るために13時ごろにはバス停に到着するべく、慎重ながらも急ぎます。

 

 

あ、鹿。

 

空はもう夏の様相。

 

それにしてもやっぱりロードが長い!

 

なんとか13時すぎにバス停に到着!お風呂はバス停向かいにある、八ヶ岳登山する人たちには有名な?J&Nさんにお借りします。700円くらいですが食事を取ると半額になってお得。もちろんセットで利用しました(笑)

 

お風呂は小さめですが丁度一人で入れたのでサイコーでした(笑)

(c)http://j-and-n.jp/stay

 

風呂上がりにビール!美味い!

 

向かいには看板犬のマロ君。一人の時は静かなんだけど、誰かが近寄るとじゃれてきたりします。かわいい。

 

 

マロ君を見ながらペペロンチーノとコーヒーを追加注文。

 

そんなこんなで残雪期の硫黄岳登山も無事完了。赤岳鉱泉のステーキも美味しかったし、J&Nさんにもお邪魔できたし充実の山行となりました(後は天気が快晴ならもっと良かった(笑))。

 

さて、次はどこに行こうかな?

 

 

 

 

 

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