(新)闘病日記

結局mixiの日記との差別化に迷って、こんな漢字。w

秋田県横手市増田町まんが美術館/増田の内蔵

2013年04月17日 20時46分31秒 | サボテン観察日記
とりあえずそんなわけで、眠気と疲れに耐えながら、気力を振り絞ってブログに写真を載せてみる。

今回の行き先は、秋田県横手市増田町。合併前は秋田県平鹿郡増田町だった所である。


まず最初の行き先は「まんが美術館」。


『釣りキチ三平』で有名な矢口高雄が増田町出身という縁で作られた、全国で初めての、まんがを専門のテーマとした美術館である。
そのうち行こう、いつか行こう、と思っているうちに、1995年の開館から20年近くが過ぎていた。今回が初訪問。
ちなみに彼女の方は、小さい頃に一度だけ来たことがあるらしい。

中での写真撮影は禁止されていたので残念ながら文字のみのレポートとなるが、素晴らしかった。
多くの漫画家の有名作品の原画が飾られており、ペンのタッチやホワイト修正跡まで見ることができる。
そして館内で閲覧できる漫画作品の豊富なことといったら。


館内を一回りして出てきたら、ちょうど昼前。
予定では洋食屋さんに行くつもりだったが、道に迷ってたどり着けず、第二候補だった中華料理屋さんに行くことに。
地図で見ると、どうやらこの「朝市通り」沿いにあるよう。


「増田の朝市」も有名である。毎月2・5・9の付く日に開かれている。
なんと寛永20年(西暦1643年)からという長い歴史を持つ。
現在は通りの周囲の魚屋さんが出す海産物が買い物客の目当ての中心だが、他にも農産物はじめ食物ばかりでなく、雑貨品や小型家電まで何でも揃う。


ここだ。「中華料理 紅龍」というお店。


「五目あんかけ焼きそば」の大盛りを頼んでみたが…なんだこの恐ろしいボリュームは。(滝汗)
大皿に山盛り。食べても食べても下から麺が出てくる。
決して小食な方ではないおいらだが、全部平らげるのにはかなり苦労した。

ちなみに味の方はかなり良かった。麺は中華風の細縮れ麺。
店のメニューには、いわゆる「横手焼きそば」風の太麺のソース焼きそばもある模様。


腹がふくれたところで、今度は内蔵を見に。
この「中町」と「七日町」には、内蔵のある建物が数十軒残っており、「くらしっくロード」と呼んでいる。


まず最初に、元金物屋の建物を利用して観光案内と内蔵無料見学を行っている「蔵の駅」を見に行く。


地図やパンフレットをもらえるほか、「典型的な増田の商家の構造」とされる建物内の見学ができる。残念ながら内部での写真撮影は禁止。

建物自体は非常に細長い。これは間口の広さに応じて決まる税率や、冬期に通行が困難となる豪雪地帯であるため屋内を通路として利用したことなどから生まれたという。
通りに面した部分は店舗、その奥は家族が暮らす居間や台所があり、更にその奥に蔵がある。


続いて見に行ったのは「旧石田理吉家」。市の指定文化財となっている。


建物は木造3階建だが、写真でも分かるように3階部分の天井が約3mと非常に高くなっており、建物全体の高さは、現在の鉄筋のものでは4階建てに相当するという。

こちらは明治期から地元の発展に貢献した石田家の元住居。建具も様々な工夫が凝らされ、また全国各地の名士を招いたこともあるという。なんと渋沢栄一が残した書まである。解説を聞いているだけで頭がクラクラした。


建物内はこれまた写真撮影禁止だそうだが、「中を撮るのが駄目なら、外はいいんだな!」と無理やり屁理屈を付けて、3階からの光景を撮らせてもらった。
ちなみにここまで高い建物にした理由は、部屋から「増田の花火」を見るためだという。なんとも贅沢。
現在は他にも高い建物が多くなってしまったが、建築当時はここから二尺玉を眺めていたのだろうか。

しかし、多少の罪悪感を感じつつ無理矢理こうして写真を撮った後になって、本に載せたりインターネットで公開するのは駄目だが個人的に見るぶんには内部の撮影も構わない、と解説の人に言われた。そんな大事なことは入館時に言ってくれ。orz


そして、「佐藤養助漆蔵資料館」を見に行く。


稲庭うどんで有名な佐藤養助商店が、直営うどん店と資料館とを兼ねて開いている。
蔵そのものも立派だが、収蔵されている品々がまたすごい。ここでは、かつて実際にその蔵や商店で使われていたものではなく、同社の代々当主が集めたり、交流のあった人々に関わる様々な歴史的資料の展示室として利用している。
谷崎潤一郎がうどんを注文してきたときの封筒、宮内省が明治時代にうどんを注文してきたときの帳簿、岩倉具視にうどんの購入を勧めた手紙等々、見ているだけで頭がクラクラする。




そんなこんなで、4月のおデートも終了。
来月でとうとう初デートから一周年となる。正直、ここまで続くかどうかは半信半疑であった。
6月頃には、互いの両親にも正式に挨拶し、いよいよ将来に向けて本格的に話を進めようかということになっている。


最後。彼女を送り届けて帰宅する前に、温泉へ。


大浴場のほか、「黄金風呂」のある宿だが、そちらは15日から今日まで工事中とのことであった。なんともタイミングの悪い。
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