(新)闘病日記

結局mixiの日記との差別化に迷って、こんな漢字。w

真人山荘(追記)

2013年06月06日 18時31分48秒 | サボテン観察日記
ここ1ヶ月ほど、両家揃っての食事会の場所選びで呻吟していた。
適当にメシだけ食えれば良いというなら場所はいっぱいあるのだが、条件が色々ついて難しい。

今後についての話が色々あるだろうから、できれば個室のある所を選びたい。
ファミレスという線も考えたが、昼だと周囲がうるさくて話ができない恐れがある。

そして、彼女の方が、どうしても祖母を同席させたいという。
彼女の祖母は移動に車椅子を使っているので、車椅子での出入りができる所・トイレが洋式の所、というのが条件となる。
直に座ることはできる(むしろ椅子より楽らしい)ので、食事場所は畳の方が良い。
高齢なので、和食で、柔らかいものが良く、肉よりも魚が好きらしい。

ここまでの条件を見れば「んじゃセントラルホテルプラザホテル、でなければ松與会館だ」となるのだが。

ここに、向こうからの「あまり堅苦しくない所が良い」という条件が加わり、途端に難しくなる。

市内にある某和食レストランを見に行く。
こぢんまりした畳の部屋があり、メニューも色々、入り口には小さな段差があるがそこさえ越えれば中はほぼ平らで車椅子の移動も可能。
ここまでの条件は満たしているが、トイレが和式のみ。没。

市内にある某宴会場1階の食堂を見に行く。
食事メニューは色々あり店の雰囲気も良いが、個室が無く、また昼は平日でも非常に混雑するといい、話し合いには向かなそう。トイレは便器自体は洋式だが個室が非常に狭く、またトイレに入ってから大きな段差がある。そして正面入口にはスロープがあるがそこから食堂へ行くまでにいくつもの段差がある。没。

市内にある某和食割烹を見に行く。
入り口の自動ドアが非常に狭い。車椅子が通れるかどうか不明。段差もある。中に入ってからもまた段差があり、畳の上に座るまでに苦労しそう。トイレも狭いうえ、ドアから便座までの距離が妙に長く、没。

そうやって迷っている中、父親の知り合いのタクシー運転手さんに「車椅子の観光客に食事場所を聞かれたら、どこに連れて行くか」と相談してみたところ。
セントラルホテル
かんぽの宿
鶴ヶ池荘
・真人山荘
の4ヶ所を推薦してもらった。

上記理由でセントラルホテルは没。また、別に風呂には入らないので、かんぽの宿と鶴ヶ池荘は没。
では残った真人山荘は、というと。

これが検索しても、ほとんど情報が出てこない。
どうやら公式ウェブサイトは無いらしい。
観光情報等で場所と電話番号くらいはさすがに出てくるが、営業時間も、食事メニューも、外観も、何も分からない。

だったら直接見てくるか、と行ってきてみた。




前置きが非常に長くなったが、そんなわけで秋田県横手市増田町の真人山荘である。



場所はこのへん。上記地図上には施設が表記されていないが、ロータリーの所。近くにある「真人温泉旅館」とはまた別。
桜の名所で「日本さくら名所100選」にも選ばれた真人公園にある。今はツツジが見頃。


余談だが、この増田という所は、戦後初の日本映画「そよかぜ」のロケ地ともなった所。真人公園内には、主題歌「リンゴの唄」を歌った並木路子の記念碑もある。


入り口の様子。鄙びてなかなか感じのある雰囲気。左端に車椅子用スロープも見える。


営業時間は、午前9時~午後6時まで。予約客は午後9時まで滞在可。
冬期間(11月~3月末)は時間を短縮し、午後5時までの営業となるらしい。


一歩中に入ると、こんな感じ。右側に受付や厨房がある。
奥の、赤いじゅうたんが横に敷かれている所が廊下で、これ沿いに個室や広間がある。
写真には写っていないが、左端には入口から上がりかまちの上までスロープが続いている。


今回借りた中広間の様子。利用料は1人200円。
廊下を挟んだ反対側には大広間があり、こちらも利用料は1人200円。
他の個室の利用料は、1部屋あたり1500円という。個室は数えてはいないが7~8室ありそう。5人も入れば窮屈になりそうな、狭めの畳部屋である。


食事メニュー。なんというか、良い意味で庶民的。


メニューから選ぶほかに、予約しておけば、お膳も出てくる。
予算や内容はけっこう柔軟に相談に乗ってもらえる。写真のものは、花見客向けのサンプル。
だいたい1人1000円~3000円くらいになるという。
1000円コースは、写真の9分割容器のほか、4品+ご飯・汁物のタイプもある。参考にと見せてもらった調理途中のものは、こちらだった。

トイレは、部屋から近い方は狭くて不便だが、風呂場のトイレの方を使えば洋式で広くて便利という。

ちなみにその風呂だが、浴槽や洗い場は非常に狭いらしい。今回は入浴する予定が無いので、実際には見てこなかった。
あと水源は温泉ではなく、水道の水を沸かしたものだろう、と。こちらの情報は未確認なので間違っているかも知れない。
入浴すると、部屋代や食事代の他に入浴代を支払う必要がある。
入浴可能な時間は午前10時~午後5時。

そんなわけで、既に選び疲れていたこともあり、サクッと決定。
車椅子対応、過度にかしこまらず、予算もそこそこで、ほぼ条件を満たす。

唯一の問題というと、旧横手市内のおいらの家と、旧雄物川町の彼女の家の、両方から遠いというくらい。
いちおう現地集合・現地解散という話にしているが、道程が半分くらい重なっているので、なんだか微妙である…。
かといって、全員乗れて車椅子も積めるなんて車は無し。そのためにわざわざレンタカーでワゴン車を用意というのもアレだ。丸一日かかるなら検討するが、昼飯のわずか1~2時間のために借りる気にはなれない。





中を見せてもらって写真を撮らせてもらい、色々話を聞いて、いったん車に戻ってメモ帳と写真を整理していたら。
猫が一匹歩いてきて、そのまま車の下に潜り込んだ。迷いの無い足取りからすると、どうやらここが定位置らしい。
今日も暑くなりそうだ。




というわけで、食事会も無事に終わったので色々追記。


今回使用したのは中広間だが、廊下を挟んで反対側にあるのが、この大広間。
ステージやカラオケセットなどもある。
今回は食事会の用意がしてあった。この広い場所に椅子は10人分。


入口のスロープ。戸レール部分には大きな隙間があるが、使用時にはそこを専用の板で埋める。


今回お願いした、魚が入って1500円のコース。
内容的には大満足。これだけの量が出るなら、1000円コースでも良かったかも知れない。

ちなみに食事用には、このように最初からテーブルが用意されていた。事前に「畳に座る方が良い」と伝えるのを忘れていた。orz


外の玄関前にはこんなアウトドアテーブルが。夏にここでアイスクリームでも食べると良さそうだな。
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