私は不妊歴4年半、子宮内膜症Ⅲ期、右卵巣も内膜症、左卵巣チョコレート嚢腫、子宮腺筋症です。
内膜症による症状は過去に2回だけ救急車を呼ぼうかと思うくらいの激しい腹痛、嘔気・嘔吐、下痢におそわれたことがありますが、それ以外は日常生活に支障はありません。
1年近く前に膣式腹腔鏡にて上記の診断を受け、治療として4ヶ月ダナゾール内服し病巣を小さくした後、ラパロ(お腹からの腹腔鏡)にて癒着をはがしたりチョコレート嚢腫をえぐりだしたり、腹腔内洗浄をし、その後1~2年以内に妊娠できるよう不妊治療をすることを勧められました。
1~2年以内に、というのはラパロを受けても、子宮内膜症は再発し、1~2年で元に戻ってしまうだろうからです。
すぐに治療を開始すればよかったのですが、その時に診て頂いていた医院の質問しにくくて、やや耳の遠い高齢医師に任せて納得できるだろうか、他のもっと設備の整っていそうな病院の方がいいのではないか。
と思い、大きな病院を今までの検査結果を持参し受診しましたが、卵管造影してみましょうとのこと。
医院で入院してすごく苦しい思いをして腹腔鏡まで受け、診断を受け、その時の写真・ビデオを持参しているのに卵管造影からということ、写真もくわしく見る様子もなく、非常に忙しく時間がないのはわかりますが、ビデオなんてさらさら後日にででも見てくれる様子は全くなし。納得できずその後受診しませんでした。
そうこう迷っているうちに、だんな様と不妊以外のしょーもないささいーなことでのけんかなどがあり、現在に至っています。
又、治療を受けるにあたり、下記のこともあります。
・ラパロでは小さいとはいえお腹に傷がつく
・1~2年で元にもどってしまうかもしれない
・ラパロしたからといって妊娠ができるわけではない。
・ダナゾール内服による副作用で、うつや、まれに毛深くなる声かれ等の男性化現象がおこる可能性がある(なかには内服を辞めたあとも症状が残る可能性もある)
しかし、無常にも自分の年齢は止まらずに着々と進んでいるわけで・・・。汗
このままそのうち・・・と逃げていて、
身ごもることもなく40歳、45歳になったとしたら、
私は後悔するでしょう。
自分が試みようと思う所まで治療をできる時にしておかねば。
それで授かることができなければ納得できる、納得させるしかありません。
何もしなかったことによる後悔はいやです。
私の幼い時からの友人も不妊で、私とは病院が違うので不妊検査・治療の進め方など全く違うのですが、人工授精をしてみることになりました。
つまり、私、
あせってきました!
まずは治療を受ける病院を決めなければいけません。
不妊治療を受けるには、精子採取後2時間以内に病院にいかなければならないという場合もけっこうあります。
月経周期にあわせてマメに受診しなければならないので、仕事など前もって休みをとりにくいです。
ということから近くがいいのですが、不妊専門の病院はわたしの住む地域にはそんなにありません。
少しだけ遠いのですが、よいと聞いた不妊専門クリニックに先週、今までの検査の結果を持って受診してきました。
内膜症ということが分かっていても、やはりホルモンの採血、卵管造影、検査からです。クラミジア検査などは飛ばしてくれますが、やはりそこで又、検査をほぼ1から受けなければなりません。まぁ、普通はそうなるか。。。
そこでもラパロはできるとのこと。
しかし、はじめに検査を受けていた医院とは違い、ダナゾールを内服することなどなく、そのままラパロだそうです。
ネットでは前から見てましたが再度読んでみました。
JEMA(日本子宮内膜症協会)
本も読みました。
『あなたを守る子宮内膜症の本』
本は、専門的にくわしく書いてあり、とても勉強になりました。
私はありがたくも生活に支障をきたす程の腹痛等の症状が現在の所なく、悪性腫瘍と違って生命をおびやかす病気でもないので楽観視してましたが、人によっては生活もままならぬ程であることを知りました。
子宮内膜症はまだ、きちんと理解し、的確な治療をできる医師は少ない。
へんな治療を受けてしまうと反対に悪化するおそれあり。
本では、ラパロ術前にダナゾール等での内服治療をすることは、
手術を行いやすくする(病巣縮小により術中の出血が減り、手術時間が短くなると言われる)とか、術直後に4~6ヶ月ほど使い、取り残した病巣が動き出す時間を遅らせる。医師の手術レベルによっては有効な利用法ですが、うまい医師は必要としない。うまい医師は微小な病変も処置できるので、術前投与で病変が縮小して見えにくくなり、かえって取り残して短期に再燃することを嫌うために使用しない。
というふうなことが書き記されていました。
とにかく子宮内膜症に詳しくて、ラパロのうまい先生に診てもらわないと!!
でも、自分が通える範囲でそんなのうまい、下手なんてどうやってみつけられるのよぉ
膣式腹腔鏡を受けたときの術中のビデオをくれていたので、それを再度久しぶりに見てみました。
自分でも、自分のお腹の中だからこそか。。。
目を背けてしまう程の癒着、チョコレート嚢腫。
よくこんなお腹の中になっていて、症状がそんなにないもんだな・・・・。
悩みました。
悩んでいても事は進みません。
でも悩みます。
悩んだ結果、本ではうまい医者は術前内服治療はしないと書かれていましたが、この医院の医師はうまいのかどうかは分かりません。ただ、件数はまぁまぁこなしていると思います。産婦人科内視鏡学会技術認定医です。
それに、どこかの掲示板で、なかにはうまい医師も術前投与することもあるようなこともチラッと見たような気もします。
小さめな入院は10床あるかないかくらいの規模の医院。
でも検査した結果などはすべてこちらから申し出なくてもくれます。
術中の写真、ビデオまでくれました。
他の病院にくらべ、保険適応してくれるのが少ないのか、ややコストは高く感じますが、支払えないような額ではありません。
高齢の医師ですが、自信はあるようで、他の医師にこれを見てもらってもいいよ。普通の産婦人科の医師でなかなかこれを治療できるかな。的なこともと言っていました。
ここは自分のいいように解釈して、
せっかくすでに膣式腹腔鏡を受けて診断されているわけだし、
通える距離にある不妊でも看板を上げているもともとの医院で診て貰おうと決めました。