その日暮らしの日記 in 山形

山形県内でのんびりと過ごす男が身の周りの出来事を不定期に載せていくものです。

切削加工 ノート1

2006-08-01 20:01:25 | Learn
緒論
1.1 切削加工の位置づけ

主な金属加工法
・塑性加工
・加熱・加圧成形
・高エネルギ密度加工
・電気・化学加工
・機械的除去加工(このうちの1つが切削加工[cutting]

切削加工は世の中で行われている加工の大半を占める
理由・除去加工の内で生産性・経済性において優

材料除去の規模を極小化 →せん断応力[大]、除去体積あたりのエネルギ[大]
極限においては理論値 G/2π(G:せん断弾性係数)

薄く剥ぎ取る(微細な粒子ごとに除去)加工はエネルギ効率悪

1.2 切削加工法の種類
切削の定義:刃物を用いて加工対象である材料の不要部分をくずとして
除去することで目的の形状・寸法および品質を得る加工法

1.3 切削工具と各部名称
切削工具は大別すると以下
・バイト[single point tool)
・多刃工具[multipoint tool/multiedged tool]

1.3.1 バイト
・シャンク[shank]・・・使用において保持する柄部
・刃部[cutting part]・・・切れ面/すくい面[face]/逃げ面[flank]を含む部分

切削工具/工作物は工作機械[machine tool]に支えられ
相対運動(主運動[primary motion]、送り運動[feed motion])が与えられる

主運動の速度:切削速度[cutting speed]
送り運動の速度:送り速度
上の2つを総称して送り[feed/feed rate]という

送り運動方向への工具の単位移動をf:送り量
平削りや型削り[shaping]→mm/str
旋削→mm/revで表す

その他の用語
・取りしろ[stock allowance]
・切削仕上げ面[machined surface]
・切り込み(深さ)[depth of cut]
・被削面[work surface]
・切りくず生成(chip formation]
・切削抵抗[cutting force]
・工具寿命[tool life]
・仕上げ面あらさ[surface roughness]

1.3.2 多刃工具
刃部の1つ1つを見ればバイトと原則的には同じ

1.4 被削性(machinability)
狭義の被削性:被削材から見た削りやすさ
評価基準
  1.切削抵抗/動力[cutting power]
2.工具寿命
3.切削仕上げ面品位[surface quality]
4.加工精度[working accuracy]
5.切りくずの処理性[chip controllability]
※これらは互いに独立したパラメータではない

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