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ジジイの独り言

還暦を過ぎた爺さんが独り言を書き連ねています。

宅配ドライバー悲喜こもごも 短歌

2018-10-23 00:24:12 | 日記
訪ね先 探せどわからず 右往左往 助くる人あり 情けに感謝

大田流通センターをベースに実施しているアマゾンの配送システムは、ドライバーに住宅地図を使わせないというのが基本になっています。アマゾンが提供するアプリに配達先の地図が表示されるからそれに従っていけば配達できるという大前提があるのです。しかし、実際にその地図が指し示す場所が正確だとは言い切れず、現場でウロウロしながら探すことはよくあることです。
そんな時、つまり困っている時に助けてくれる人がいるんですね。
大雨が降る中、荷物をビニール袋に入れて目的地を探してウロウロしている時、郵便配達の局員さんを見つけました。忙しいからと断られるかと思いましたが、思い切ってたずねてみました。
すると彼は、今やっている投函を済ませ、自分のバイクに戻り、バイクの後ろにあるボックスに残りの郵便物を戻し、私が探している建物へ案内してくれました。土砂降りの中、彼はカッパを着て配達していましたが、そんな中、とても気持ちよく助けてくれました。涙がでるほど嬉しかったです。
またある日、荷物をもってウロウロしていたら、ヤマトの配達スタッフさんが声をかけてくれたました。そして配達先の場所を丁寧に教えてくれました。
街中で配達中に出会う同業者の方々は概ね、みなさん親切です。
日本郵便やヤマト、佐川といった人たちの場合、配達の担当エリアが決まっているうえに、範囲が狭いので、その地域を熟知しています。ですから、住所の表記が不十分でも、日本郵便やヤマト、佐川の人たちは配達できるのです。一方アマゾンの新しい方式は担当エリアがないので、地域の詳細な部分を覚えることができません。ですから右往左往します。住居表示を出さない家、表札がない家、でも日本郵便やヤマト、佐川は配達できます。宛先に建物名がない表記でも日本郵便やヤマト、佐川は配達できます。
が、しかし、担当エリアを持たないアマゾンドライバーは四苦八苦して目的地を探すことになります。
せめて、所番地と苗字くらいは玄関先に出しいただく、宛先の住所には、集合住宅であれば、その名称を記載するなど、してほしいな。

宅配ドライバー悲喜こもごも 短歌

2018-10-13 23:17:23 | 日記
拡大の ネット通販 VS 汗と涙の 物流現場
ネット通販や物流の基幹部分ではITが活用されているでしょうが、実際に物を運ぶ段階では、完全に人手に頼っています。仕分け、カゴ台車への積みかえ、車両への積載、配達等々。
一般的な倉庫でも同じですね。以前、ニチレイの冷凍倉庫でスポットの仕事をしてみました。中国や南米などから輸入される冷凍野菜(多分ほとんどが業務向け:カットほうれん草なるものがありました)などを、冷凍コンテナ・トラックから人手で降ろしてベルトコンベヤーに載せます。コンベヤーで流れてくる荷物をカゴ台車やパレットに載せます。カゴ台車にはフィルムを巻きつけます。それをフォークリフトで冷凍庫に運びます。
荷物の管理に関する情報はコンピューターで処理されているでしょうが、物を動かすこと自体は人手に頼っています。これから労働人口が減少する中で、いまの物流を誰が支えるのかなと余計な心配をしています。
ネット通販の荷量は、今後、ますます増えるでしょう。ラストワンマイルの部分を根本的に改革しないと物流は止まるかもしてません。
デジタル化された部分は華やかに映るでしょうが、見えない部分での仕事は、鈍臭い、人いきれでムンムンするような、汗と涙の世界です。でも、それなりに笑いもある現場です。

宅配ドライバー悲喜こもごも 短歌

2018-10-12 07:15:36 | 日記
業務終え 夜のとばりと 静寂と 赤い尾灯が 導く家路
宅配現場では夜の配送が21時までというのが普通なので、後始末はそれ以後となります。最近のヤマトのセンターは夜8時過ぎには閉まっているようですが、実際の現場では誰かが働いています。ラストワンマイルは眠らないのです。

宅配ドライバー悲喜こもごも 短歌

2018-10-12 07:10:14 | 日記
アマゾンが つくるトラブル 日々のこと 謝るのは 委託ドライバー
アマゾンが自社配送の新しいシステムをスタートさせて1ヶ月余りが経ちましたが、トラブル続きです。ラビットと呼ばれるシステムですが、開発はシアトルやインドらしく、アプリの更新も頻繁にあります。システムの考え方(基本思想)は良いのですが、配送の実態からはかなり乖離していて、配送現場がそのとばっちりを受けています。結果、お客さんに謝るのはドライバー。虫だらけのアマゾンシステムです。

宅配ドライバー悲喜こもごも 短歌

2018-10-12 07:04:57 | 日記
朝の道 軽バン貨物 走る走る 集荷に向けて ねぼけまなこで
物流の仕事に関わる人たちの労働条件は決して良くありません。人手不足や低運賃で、ギャラが少なく労働時間が長いというのが常態化しているようです。委託ドライバーの世界も同じで、朝配送センターに着車するドライバーは皆眠そうです。聞くと、睡眠時間も少なく、少しでも時間があると仮眠をとる習慣があるようです。ヤマト運輸の時間外労働の未払い問題がありましたが、そのような労働環境がラストワンマイルと支えています。今後ネット通販はもっと拡大するでしょうし、物量も増えるでしょうが、どこかで、運賃などの調整が入らないと、破綻するでしょうね。