配達していると配達先を探しあぐねるときがある。先日も荷物の住所ラベルから戸建を想定して周辺の住居表示を頼りに探したものの、何かピンとこない。周辺の事情から多分ここだろうと目星をつけたものの、それは、昔は何かの商売をしていたとおぼしきガラスの引き戸の元商家。ガラスには判読不明だが、金文字でなにか商い関係の表示(店名)が残っていた。意を決して扉を引き、声をかけるが返答なし。しばらく逡巡して、不在を打つかどうか迷っていたら、道路を挟んだ真向かいの駄菓子屋からおばあさんがでてきて、「●●さんなら、そのすだれの方の戸を開けて、中に入って声をかけるといいよ」とアドバイしてくれた。そのアドバイスに従って、声をかけたら、奥から、これまたおばあさんがでてきて、無事そのおばあさんの家族宛の荷物を配達することができた。帰りに駄菓子屋の戸を開けて、「ありがとうございました」と声をかけ、次の配達にむかった。配達した場所は下町の雰囲気の残る町だったような気がする。地域によってはまだまだこのような人情が残ってるんだと、改めて認識した。他にも似たような経験があるが、お節介な年寄りのお世話になることが多々ある配達だなとつくづく思う。人によってはお節介を嫌う人もいるが、本来は人間社会で必要な潤滑剤のような気がする。とにもかくにも暖かい人の情に感謝。でも、あの駄菓子屋にいま時子どもたちは行くのかなぁ。
宅配便委託ドライバーが現場を綴る短歌もどき31首 Kindle版を出しました。
サラリーマン川柳はありますが、働く人がその経験や考え方、日々のできごとを現代短歌で綴ったら面白いかと。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JYQYXC4
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車中にて 梅干おにぎりで 眠気さます 寝不足続きの 委託ドライバー
自分は日々の昼食に、おにぎりを持っていきます。ちりめんや海藻類などのふりかけ材料を混ぜ込んだおにぎりが主流ですが、梅を主役にしたものも作ります。
梅干は生活クラブ生協が提携している紀伊の王隠堂のもの。この梅干は「昔ながらの伝統の梅干」、梅・しそ・塩だけで漬ける梅干。減農薬栽培に徹して育てた「梅」を原料に、塩は生活クラブの「真塩」を使い、加工用の「赤しそ」は、提携生産者が栽培しているというものです。おにぎりには梅干しのタネもそのまま入れます。塩気を多めにしたおにぎりで、運転中眠いなと思ったら、食べてます。
他のドライバーさんの食生活は知りませんが、自分は朝食が5時頃なので、9時を過ぎるとお腹が空いてきて、午前中、運転しながらおにぎりを食べ干します。おにぎりはサイズにもよりますが、平均5−6個、お米で1合ちょっとの分量です。おにぎりを食べた後は夜遅く帰って何かを食するまで食事のようなものはありません。まず食べる暇がありませんね。
自分は日々の昼食に、おにぎりを持っていきます。ちりめんや海藻類などのふりかけ材料を混ぜ込んだおにぎりが主流ですが、梅を主役にしたものも作ります。
梅干は生活クラブ生協が提携している紀伊の王隠堂のもの。この梅干は「昔ながらの伝統の梅干」、梅・しそ・塩だけで漬ける梅干。減農薬栽培に徹して育てた「梅」を原料に、塩は生活クラブの「真塩」を使い、加工用の「赤しそ」は、提携生産者が栽培しているというものです。おにぎりには梅干しのタネもそのまま入れます。塩気を多めにしたおにぎりで、運転中眠いなと思ったら、食べてます。
他のドライバーさんの食生活は知りませんが、自分は朝食が5時頃なので、9時を過ぎるとお腹が空いてきて、午前中、運転しながらおにぎりを食べ干します。おにぎりはサイズにもよりますが、平均5−6個、お米で1合ちょっとの分量です。おにぎりを食べた後は夜遅く帰って何かを食するまで食事のようなものはありません。まず食べる暇がありませんね。
高層の マンションから 見る風景 なんとも無秩序 虚しくセツない
配達でマンションの高層階に上がることもあります。特に川崎区の場合、多摩川沿いにいくつかおおきなタワーマンション群があります。
他にも区内に、10数階程度のマンションはたくさんありますが、ほとんどの建物が、部屋に行く際に歩く共用部分(廊下)が吹き抜けで外部に露出しています。
高いところが苦手なので、怖いのですが、そこから見える街の風景がなんとも無秩序で虚しく感じてしまいます。
さらに、その廊下部分に、共用部分か居住者の持分か分かりませんが、自転車や三輪車などがたくさん駐輪しています。最近のマンション住人(大人も子供も)はエレベーターに自転車ごと乗っているんですね。
高層から見る街の風景にこれらの自転車たちを入れ込んだ「絵」はなんともシュールです。
配達でマンションの高層階に上がることもあります。特に川崎区の場合、多摩川沿いにいくつかおおきなタワーマンション群があります。
他にも区内に、10数階程度のマンションはたくさんありますが、ほとんどの建物が、部屋に行く際に歩く共用部分(廊下)が吹き抜けで外部に露出しています。
高いところが苦手なので、怖いのですが、そこから見える街の風景がなんとも無秩序で虚しく感じてしまいます。
さらに、その廊下部分に、共用部分か居住者の持分か分かりませんが、自転車や三輪車などがたくさん駐輪しています。最近のマンション住人(大人も子供も)はエレベーターに自転車ごと乗っているんですね。
高層から見る街の風景にこれらの自転車たちを入れ込んだ「絵」はなんともシュールです。
薄くなる 地域のきずな 垣間見る 共助・互助 できない世相
配達をしていると、宛先が探しきれない時があります。住居表示ではここだけど、表札がない。同じ住所の家は複数ある。そんな状況だとあたりをつけてピンポーン。
出てきた住人に名前を聞くと違う人。その人に、「同じ住所ですけど、この○○さんをご存知ないですか?」と問うが、「この辺にはいないねえ」と。
肩を落としつつも、気を取り直して再度探し回ると、5−6軒隣で発見。ここは、昔それなりにまとまった土地を分割して分譲した地域。こんな場所が日本には無数にあるんでしょうね。
災害時、自助 共助 公助と言われますが、共助の部分は現状ではかなり厳しいかと。
最近の地震や火山のニュースをみていると、基本的に人間って自然を舐めてるなと思います。
人生は自業自得の塊と思うべし。
配達をしていると、宛先が探しきれない時があります。住居表示ではここだけど、表札がない。同じ住所の家は複数ある。そんな状況だとあたりをつけてピンポーン。
出てきた住人に名前を聞くと違う人。その人に、「同じ住所ですけど、この○○さんをご存知ないですか?」と問うが、「この辺にはいないねえ」と。
肩を落としつつも、気を取り直して再度探し回ると、5−6軒隣で発見。ここは、昔それなりにまとまった土地を分割して分譲した地域。こんな場所が日本には無数にあるんでしょうね。
災害時、自助 共助 公助と言われますが、共助の部分は現状ではかなり厳しいかと。
最近の地震や火山のニュースをみていると、基本的に人間って自然を舐めてるなと思います。
人生は自業自得の塊と思うべし。