夕方に所用でいつもお世話になっている楽器店シアズへ。
今日は楽器を試奏するつもりは全くなかったのですが、巷で話題の(と言ってもごく一部のトロンボーン奏者の間ですが)シャイアーズ細管の新作2本とバック16M(シルバー)を試してみました。
シャイアーズ新作2本というのは、マイケル・デイヴィスさん使用モデルとジム・ピューさん使用のモデル。契約の関係でシグネチャーモデルとして正式には発表されていませんが、仕様に関してはそれぞれお二人の要望が反映されたモデルのようです。さすが2本とも素晴らしい楽器でした。
シグネチャーモデルではないので、あくまでもマイケルさん、ジムさんが今使っている楽器ということですね。
今までのシャイアーズの細管は太管的な吹奏感と響きだったのですが、今回の新作2本は細管らしくて良いです。シャイアーズもようやく細管として完成されたモデルが出てきたようですね。
基本的に音色はシャイアーズらしいとても明るいサウンド。特定の音域での鳴りムラ、音の引っかかり等は皆無。特にハイCより上のハイノートの鳴らしやすさは本当に素晴らしい。
この楽器なら何分間でもハイC以上の音域を吹いていてもバテないかも。フォルテッシモもしっかりと充実したサウンドで鳴ってくれるので、音楽ジャンルを選ばずオールラウンドで使える楽器です。
2本とも本当に素晴らしい楽器でしたが、僕はジム・ピューさん使用の方が気に入りました。スライドがニッケルではなく真鍮製のライトウェイトなので響き、音色の変化もしっかりありつつ、素早いレスポンスで良いです。
そして、久々にバック16Mを試奏してみました。ここ数年、バックに関してはどこの楽器店に行っても当たり外れの楽器ばかりだったのですが、今日吹いたシルバーの16Mはとても良かったですねぇ。バックならではのダークさと音の密度の濃さがちゃんとありましたし。
往年のバック・サウンドにかなり戻りつつあるように感じました。
・・・と、シャイアーズ、バックどれも素晴らしい楽器だなぁ~と思いましたが、
帰宅して自分のヤマハ697Zを吹いたら、やっぱり697Zが一番吹きやすい!
結局、自分が一番使い慣れた道具が一番だということですね。
でもたまに他の楽器を試奏してみるのはなかななか面白いものです。
いろいろと勉強にもなります。
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