
去年の9月23日の投稿記事でのカスタマイズは、スライドロックリングを2回転緩めてゴムリングを装着して、とても良い感じでしたが、去年発売された897Zのスライドロックリングが通常よりも大きいサイズのものに変更されているという情報を知り、897Z発売直後に897Zのスライドロックリングを注文していまして、今週ようやく入手することができました。897Zのスライドロックリングが大きいサイズに変更された理由としては、697Zの極小のスライドクリアランス(スライド内管と外管との隙間を極限まで狭くしてある)から897Zはノーマルのクリアランスに変更され、697Zのようなタイトな吹奏感が失われたため、スライドロックリングを大きくすることによって抵抗を付けて、697Zの吹奏感に近づけるということらしいです。ですが、897Zを試奏した印象では、697Zのようなタイトな吹奏感とは全く別ものでしたが・・・。
以前からメーカーを問わずスライドロックリングが吹奏感に影響を与えているということが気になっていたということと、697Zは特にスライドロックリングの影響を受ける楽器のようなので、897Zの大きいスライドロックリングを装着したら更に吹奏感が良くなるのではないかと考えた訳です。
左が697Zのリング、右が897Zのリング。

897Zのリングはかなり大きいですね。重量もけっこうあります。
697Zに装着するとこんな感じ。

で、897Zのリングを装着した結果、吹奏感、音色ともに更に良くなりました。

自分への響きのフィードバックは心地良いし、音色も更に太くなりました。楽器全体へのDCTV処理でまるで太管のような太い音になっているのに、これ以上太くしてどうするの?って話ですが、DCTV処理やSwing Chipとはまたひと味違う音の太さ、響きが出ます。
697Zのリングをそのまま装着していても全く問題はなかったのですが、897Zのリングを試した後に697Zのリングに戻してみたら全然吹奏感の心地良さが無く感じてしまい、もう697Zのリングには二度と戻れません。それ位897Zのリングの響きは心地良いです。ちなみに、697Zのリングではゴムリングを装着した方が良かったのですが、897Zのリングではゴムリングは装着しない方が良いようです。
697Zを使っている人でもう少し抵抗感が欲しい人、響きのフィードバックが欲しい人は897Zのスライドロックリングに交換すると良いですよ。
697Zカスタマイズ計画、今後もまだまだあります。
