今日は特別にサルサ・レッスン。サルサといってもダンスのレッスンじゃないよ。

なぜ今日はサルサ・レッスンだったのかというと、T.S君が所属しているサルサ・バンドのライブが来年1月にあるようで、それに向けもっと完成度を高めたいという事で、サルサ強化レッスンをお願いされたためです。ちなみにこのサルサ・バンドは過去に何人ものプロプレーヤーを輩出している日本サルサ界でも老舗のバンドであります。
今日のレッスンは、ニューヨークのサルサ・ミュージシャン演奏の鉄壁のリズムループを流しつつフレージングの特訓。サルサ特有のグルーヴを身体全体で感じる事が重要だな。基本的に音の発音は絶対に遅れてはいけない。叩けばすぐ音が鳴る打楽器のように素早い音の立ち上がりと鋭いアタック感が重要。まるで音程付きの打楽器のような意識でいかないといけませんな。かといって全ての音を鋭いアタックを付けて発音すれば良いかというとそうではないんだけどね。
加えてフレーズの頂点(最高到達点)の意識と、その頂点に向かうスピード感(加速感)、エネルギーの注入感などもとても重要なポイント。シャープな音の切れとこのフレージングの組み立てがしっかり表現できれば、もっとサルサ音楽の持つスピード感、高揚感が出てくると思うのだが。