Sliding Cafeマスターのブログ

5曲目楽譜修正

Sliding Cafe Jazz Project 5曲目の模範演奏の録り直しの方は、明日少しまとまった時間が取れそうなので録音したいと思いますが、部分的にアレンジを変更して販売用楽譜をチェックしてみたところ、タイ、スラー、ダイナミクス記号などの書き忘れを発見。再び楽譜を修正しました。もうかれこれ50回位は修正を重ねています。しかしなんで今回はこんなに楽譜修正が多いんだろ〜?と自分でも呆れてしまいますが、5曲目はアレンジの意図を可能な限り楽譜で伝えるためにかなり細かくアーティキュレーションとダイナミクス記号を書きました。特にアーティキュレーションはどういう書き方をすればアレンジの意図が伝わるのか散々悩んで、そのため楽譜の修正回数が増えてしまいました。ジャズ初心者の人にも理解しやすいようなジャズニュアンスの書き方って結構難しいんですよね。「ジャズ演奏における慣例」というものがあり、ジャズ熟練者であればアーティキュレーションを何も書かなくてもジャズならではの吹き方を理解してもらえるのですが、ジャズ初心者にも分かりやすい楽譜を作るとなると、その書き方にかなり苦労します。かと言って、あまり細かくアーティキュレーションを書き過ぎると今度は音符が読み難くなるので、どこまで親切に書くべきなのか、いつも悩みます。

まぁ、本来はジャズ特有のニュアンス、吹き方を楽譜で伝えるなんて事は不可能に近いとは思いますが、それでもなんとかジャズらしい演奏のためのヒントを楽譜で伝えられたら良いなと思います。そういった意味においては、模範演奏音源(動画)は非常に有効的で、楽譜では絶対に伝えることが出来ないジャズ演奏の微妙なニュアンスを正確に伝えることが出来ます。このプロジェクトはジャズ・スタンダード曲のアレンジ楽譜を販売する事が目的なので、楽譜販売を主と考えれば、一般的には模範演奏は無くても構わないし、音源を付けたとしてもデモ演奏程度のラフなものや打込み音源でも良い訳ですが、僕としては、ジャズのニュアンスをきちんと伝えたいので、模範演奏のクオリティーにはかなりこだわっていて、模範演奏音源単体を商品として売っても良い位のつもりで時間をかけて丁寧に作っています。ただ、1曲あたりに費やす制作時間が数十時間かかっており、本当に半端ないので、今後の最大の課題は制作の効率化と時短ですね。

明日、5曲目再録音チャレンジ!

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