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12月にE判定「圧倒的絶望」から九州大に合格した大逆転勉強法

2024-08-02 | 日記

学年ビリから自分を信じて突き進み、合格をつかんだ――九州大学に通うTさん(2年、教育学部)に、部活や行事も最後までやり切って目標を達成した受験生時代について教えてもらいました。

志望校選びは「直感で」 部活も課外活動も最後まで全力

―どうやって受験大学・学部を決めましたか? 

本当に自分のやりたいことがなければ、直感で決めるのが大事だと思います。その時に自分の実力とかは一切加味しなくていいです。なんとかなります。僕の場合「九州は飯がうまい」と聞いたので九大にしました。キャンパスがエヴァンゲリオンみたいでかっこよかったのも理由の一つです。

―部活や課外活動はいつまでありましたか? 勉強との両立について教えてください。

僕は10月までグラウンドでラグビーボールを追いかけ回していました。さらに、夏休みには学校行事の準備もしていました。それでも受験勉強はできると言いたいです。

勉強があるから部活や行事の準備に行かないのはNG。僕は準備のまとめ役として、7月から9月には休まず9時から17時まで学校にいました。そのおかげで後悔をせずに受験勉強に集中できました。打ち上げとかもどんどん行って大丈夫。数時間で成績は変わりません。

過去問は3年の夏休みから 共通テストで二次の記述問題対策も

―成績を上げるのに効果的だった勉強法を教えてください。

国語の勉強について、現代文は共通テストのような選択問題でも記述問題として解答する練習をしました。それにより選択肢に惑わされず確実な答えを選べるようになり、二次試験対策にもなりました。

古文は単語、助動詞、助詞を覚えれば大体どんな問題でも解けるようになります。漢文は古文よりも楽で、句法さえおさえてしまえば共通テストで40点は取れます。

―過去問など、受験する大学に特化した勉強は、いつからどのように行いましたか?

共通テスト対策では、高3の8月から9月にかけて、センター10年分と共通テストの試行調査(プレテスト)をやりました。

九大の二次対策では、高3の10月の最終週から過去問を11年分解きました。その後1月末からは、九大の二次に問題の傾向が似ていた他の旧七帝大および一橋の問題を2年分解きました。特に京大と阪大の現代文は九大の問題によく似ていたので5年分くらいは解きました。かなり力がつきました。併願校の対策は、それぞれの大学の二次試験2年分を11月中に解きました。

死ぬ気で机にかじりつき合格 自分の目標を目指し続けた

―受験勉強で苦労したことはありますか。

実は、僕は学年ビリ、模試は12月までE判定という「リアルビリギャル」、いや「ビリ漢」でした。なので、周りに失望されていくのがややメンタルにきました。しかし、自分は自分の目標をひたすらに目指し続けました。「よそはよそ、うちはうち」です。

圧倒的絶望感の中でも、周りからの期待度が0でも、そんなことは試験の点数には一切関係ありません。僕は自分が正しいと思う勉強法を貫き、試験中も最後まで死ぬ気で机にかじりついたから合格できたのだと思います。