偏差値40から有名大学合格:入試問題を戦略で学ぶ (さくら教育研究所)(SKREDU)

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MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)

2023-02-02 | 日記

 最近、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)に一般選抜で合格する受験生が少なくなった、と嘆きの声を聴く。附属高や系属校が増えて、その進学者が増加し、また学校推薦型や総合型(AO)の選抜入試枠も拡充しており、その分、入学定員に占める一般選抜の募集人員が少なくなっている。文科省の入学定員厳守路線があって合格者も絞り込まれており、かなり実質競争率は高くなる。

鈴木福くんのAO入試こそ今や王道 大学受験「一般入試」はもはや絶滅危惧種なのか?

 明治大では、国際日本学部や情報コミュニケーション学部、総合数理学部などの学際色が強く、比較的新しい学部が人気を支えている。国際日本学部は、私立の神奈川大だけでなく、国立の東京外語大でも同名の新学部ができ、明治大の先見の明が証明された。また情報コミュニケーション学部と総合数理学部の実質競争率が総じて高い。DX(デジタルトランスフォーメーション)時代にニーズの高い学びができると期待する受験生が多いからだ。

 青山学院大は、総じて偏差値が上昇傾向にある。箱根駅伝の大活躍で人気が高まったからという声もあるが、現実的には、経済学部や文学部などの人文科学系・社会科学系の7学部16学科が文化・情報の発信地“渋谷・青山エリア”(東京都渋谷区)に結集したことが大きい。コスパの良いキャンパスで受験生の人気を集めたのだ。女子受験生の人気が高い文や総合文化は偏差値で慶應大文と肩を並べている。ただ、2023年入試の一般選抜の志願者動向を見ると、やや伸び悩みという印象だ。22年の志願増の反動であろう。

 立教大は、23年に新座キャンパス(埼玉県新座市)にコミュニティ福祉学部のスポーツウエルネス学科を改組し、健康科学とウエルネスを学ぶスポーツウエルネス学部を新設。偏差値では、経営と異文化コミュニケーションの両学部が注目されている。「立教に経営あり」と声価を高めた立教グローバル・リーダーシップ・プログラムは、学部学科を問わず全学年が学ぶことができる体系的なプログラムだ。またユニークなネーミングの異文化コミュニケーション学部は、グローバリズムに対応し女子受験生が多いので、偏差値は早慶と並ぶ。

 中央大は、この4月に多摩キャンパス(東京都八王子市)から茗荷谷キャンパス(東京都文京区)に、法学部の1~4年生が移転。東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩1分の駅近キャンパスだ。もともと伝統のある学部だが人気も偏差値もアップした。法科大学院も市ヶ谷から丸の内線でつながる駿河台キャンパスに移転させるので、まさに法曹の中央の真価を発揮しそうだ。23年の志願者数は単独の共通テスト利用方式が伸びている。商学部は大幅増だ。

 法政大は、一般選抜の入試制度は、A方式(個別日程・最も募集人数が多い3科目入試)、T日程入試(同日に試験を実施する統一日程.2科目で複数学部を併願できる)、英語外部試験利用入試(独自の英語試験実施なし)、大学入学共通テスト利用(B方式:共通テストの得点のみで合否判定する3教科型と、C方式:国公立大学との併願を想定した5教科6科目型がある)の4つのパターンがある。受験生の多様な受験パターンにも柔軟に対応できる法政大の入試制度だが、本年はそれが裏目に出たのか志願者減につながった。ただC方式の志願者数が急増している。


12月にE判定「圧倒的絶望」から九州大に合格した大逆転勉強法

2023-02-01 | 日記

学年ビリから自分を信じて突き進み、合格をつかんだ――九州大学に通うTさん(2年、教育学部)に、部活や行事も最後までやり切って目標を達成した受験生時代について教えてもらいました。

志望校選びは「直感で」 部活も課外活動も最後まで全力

―どうやって受験大学・学部を決めましたか? 

本当に自分のやりたいことがなければ、直感で決めるのが大事だと思います。その時に自分の実力とかは一切加味しなくていいです。なんとかなります。僕の場合「九州は飯がうまい」と聞いたので九大にしました。キャンパスがエヴァンゲリオンみたいでかっこよかったのも理由の一つです。

―部活や課外活動はいつまでありましたか? 勉強との両立について教えてください。

僕は10月までグラウンドでラグビーボールを追いかけ回していました。さらに、夏休みには学校行事の準備もしていました。それでも受験勉強はできると言いたいです。

勉強があるから部活や行事の準備に行かないのはNG。僕は準備のまとめ役として、7月から9月には休まず9時から17時まで学校にいました。そのおかげで後悔をせずに受験勉強に集中できました。打ち上げとかもどんどん行って大丈夫。数時間で成績は変わりません。

過去問は3年の夏休みから 共通テストで二次の記述問題対策も

―成績を上げるのに効果的だった勉強法を教えてください。

国語の勉強について、現代文は共通テストのような選択問題でも記述問題として解答する練習をしました。それにより選択肢に惑わされず確実な答えを選べるようになり、二次試験対策にもなりました。

古文は単語、助動詞、助詞を覚えれば大体どんな問題でも解けるようになります。漢文は古文よりも楽で、句法さえおさえてしまえば共通テストで40点は取れます。

―過去問など、受験する大学に特化した勉強は、いつからどのように行いましたか?

共通テスト対策では、高3の8月から9月にかけて、センター10年分と共通テストの試行調査(プレテスト)をやりました。

九大の二次対策では、高3の10月の最終週から過去問を11年分解きました。その後1月末からは、九大の二次に問題の傾向が似ていた他の旧七帝大および一橋の問題を2年分解きました。特に京大と阪大の現代文は九大の問題によく似ていたので5年分くらいは解きました。かなり力がつきました。併願校の対策は、それぞれの大学の二次試験2年分を11月中に解きました。

死ぬ気で机にかじりつき合格 自分の目標を目指し続けた

―受験勉強で苦労したことはありますか。

実は、僕は学年ビリ、模試は12月までE判定という「リアルビリギャル」、いや「ビリ漢」でした。なので、周りに失望されていくのがややメンタルにきました。しかし、自分は自分の目標をひたすらに目指し続けました。「よそはよそ、うちはうち」です。

圧倒的絶望感の中でも、周りからの期待度が0でも、そんなことは試験の点数には一切関係ありません。僕は自分が正しいと思う勉強法を貫き、試験中も最後まで死ぬ気で机にかじりついたから合格できたのだと思います。