Sketch in Saigon の日記

永沢まことさん流スケッチで絵を描いています。

4歳の末っ子、扁桃腺、アデノイド切除してきました。(11月21日追記)

2015年11月06日 | ベトナム


手術を決めるまで

9月半ばからまた呼吸が苦しくなり、
無呼吸が続き、そのうち咳もひどくなり、
再び耳鼻科に行くと もう切らないとしょうがないと手術を勧められる。

再び薬で収まって また手術は保留にしていたが
10月末から今度はいびきがひどくなる。

また4月、5月のような状態になるのも怖いし、

悩んだ末に、手術を受けることに。日本と違ってコブレーターという
ラジオ波で切るという。

受ける前にもう一度先生と話がしたかったので、
月曜日に診察。いつもと違う抗生剤が3日分出て、
2日半飲んで昨日、手術当日。

手術の手続き

当日の流れがわからないまま、
とにかく朝7時に絶食状態で来るようにということで

7時前に病院にいく。既に人でいっぱい。受付のための番号札を
取ると16人待ち。今日手術なんですが、これを待つんですか?と
途中に割り込んで聞くと、手術は向こうの病棟でここじゃないと。

先に知っておきたかった。。。

エレベーターが混んでいるので、階段で降りて、駐車場をはさんだ
隣のビルへ。
7時過ぎに予約表を出すと、また番号札で待つようにと。

昨日から絶食で喉も乾いているのに、ひたすら待つ。。。
あとどのくらい待つのか聞いても、受付嬢は知らないの一点張り。
こういうのも事前に知っておきたかった。
たぶん早朝までなら水分を取らせてよかったのかもしれない。

8時15分 やっと手続きに呼ばれ、1600万ドン近くを払い、
病院のほうに移動し、レントゲン、尿検査、血液採取する。
採血が痛すぎてすでに大泣き。

入院

8時40分 病棟に戻り、病室に案内される。2人部屋だけど
すぐにもう一人は退院するとのことで、差額を払い、一部屋分借りる。
隣のお姉さんが退院するのを見て、自分ももうおうちに帰るというのをなだめ、
病院の服に着替える。ちょうどクレヨンしんちゃんの吹き替え版をやっていたので、
おとなしくテレビを見る。

9時50分 やっと看護婦さんが来て、頭と足にかぶせ物をして
2階の手術室へ向かうが、
エレベーターが2階に着くと、一般の人、看護婦も降りれない決まりで
いきなり子供は2階のスタッフに抱っこされ手術室へ。
これも先に知っておきたかった。。。ずっと一緒にいるねと子供に約束していたので
「騙されたーー」という顔で引き離される。

手術

たぶん10時頃から全身麻酔で30分で手術、30分は回復時間。

手術後
11時過ぎに病室にストレッチャーで
病室に戻ってくると、痛みと騙されたショック?で怒り狂い泣き。
(声は変わってないし、ちゃんと出ることにちょっとびっくり。
点滴?を抜いた後が手の甲にある)

抱っこして病室のベットへ。すぐに看護婦さんが痛み止めの座薬を入れると
ウンコがでちゃうーーとさらに怒って泣く。

泣きながら何度も吐く(胃液しかでない)つばも飲めないようで、
ティッシュで何度も拭いて出す。一箱終わりそうな勢いでティッシュを使う。

頭が痛いと泣くので、ベトナムの万能薬、緑の油をぬってあげる。

のどが痛いことに怒り、時々怒鳴りながら泣くが、
テレビ見ようか?とちょうどやっていたミスタービーンを見ると少し落ち着いてくる。

痛み止めも効いてきたのかも。

病院内はとても寒く、空調は一括で部屋にクーラーはない。
事前に知っていれば、もっと長袖を持ってきたのに。
切った扁桃腺を小さな容器に入れてくれたのだが、本当に大きい。
これはどうしたらいいのか?もらっても困るのだけど。。

12時半ごろから少し眠る。手術後のこの1時間半が一番辛そうだった。

1時に牛乳が配られるが起こさず寝かしておく。
1時半に咳をして起きて、牛乳を見ると欲しがって一口ずつ10分かけて飲みきる。
少しだけ吐くが血が混ざることはない。

看護婦さんが喉の確認。問題ないとのこと。

なるべく喋りたくないようで、ジェスチャーでいろいろ話してくる。
2時半 おかゆとプリンとさとうきび+すいかジュースがくる
「食べたい食べたいー」「はぁーーーおいしい」とあっという間に完食。

3時。やっと水分が体に入ったのでおしっこにいく。
薬が出て、痛み止めと痰きりを飲ませる。

3時半にまた少し吐くが薬は出てない。
4時 執刀医の先生が診察。
1週間は痛いこと、熱も出るかもしれないこと、
辛い、硬い、熱い、すっぱいものは避け、おかゆにすること、
飲み込むときに痛ければ、耳を押さえてあげること、
鼻はしばらく腫れるのでいびきをかくこと、
その後腐ったにおいがするが心配ないことなど

色々説明してくれる。ちょっと一安心。

医院長が診察に来て、問題ないとのこと。喋ると鼻から息が漏れる感じがちょっと気になる。

5時半 おかゆと牛乳。またすぐに完食。
6時 薬は抗ヒスタミン?と痛み止め。
8時 シャワーをして歯磨きをして寝る。

同じ手術を受けた隣の部屋の子供が夜中に泣くので、
痛み止めが切れたらうちも泣くのではないかと
当直の先生の内線を調べてうとうとしながら待つが 朝まで起きずに眠る。

今日、手術翌日

5時半に朝ごはんがくるが、今日は喉が痛いと
半分も食べない。
退院の支度をしてゲームをして待つ。
8時10分 EFFERALGAN(解熱、痛み止め)
CEDESFARNIN(副腎皮質ホルモン+抗ヒスタミン)
AUGMENTIN(抗生剤)、
AMEFLU‐LONGDAM(風邪、痰きり用)
鼻を洗う薬、が出て、朝の分を飲む

テレビを見ながらベットの上に立って踊ったりするが声は出さずジェスチャーのみ。

9時 退院。退院祝いに大きなホールケーキをもらう。
みんなにも切ってあげてね。もうすぐママの誕生日だから、ママにもあげるよ、と小声でお話。

退院後

9時半 帰宅 だれか遊ぼうーというが兄たちは学校。
しばらく私と積み木で遊んで11時に寝る。
鼻がずるずるいって苦しそう。

2時間寝て起きておかゆを食べると結構普通にしゃべりだす。
まだおかゆが続くのでしばらく保育園はお休みかな。



日本と方法が違うし、入院は一泊だし色々と心配していたけれど、
とりあえず無事に終わり、順調に回復してきているのでよかった。

付き添いの人の食事は病室に持ち込めないこと、
病院のレストランは朝とお昼しかやっていないことも
事前に知っていたらもう少し準備ができたかも。

でもこの1ヶ月以上ずっと悩んできたので、終わってほっとしました。
基本的に先生も看護婦さんも清掃や食事のスタッフの方も
フレンドリーでとてもよくしてくれたし、病室も清潔に保たれていて
事前に知っておけたらよかったこと以外はとてもスムーズでした。


追記

扁桃腺手術の退院後、もう痛くないと言うので、3日目には痛み止めを止め、
抗生剤や他の薬は5日間のみ、
しばらくはちょっとしたことで泣いたり、
夜7時にはぐったりして眠っていましたが、

1週間後の再診も問題なく、
手術から2週間過ぎた今は何でも食べられるようになり、
元気も出てきました。
やはり声は少し変わりました。(かわいい声になりました)

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