先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

息子留年する

2019年09月22日 | 日記
2018年3月29日私のⅠ医大受診後に
学校に寄って欲しいと息子に言われました。

どうやらあまり良い話ではなさそうでしたが、
私なりに質問したい事を手帳に
書き出して学校に行きました。

会議室では担任の先生
主任先生、教頭先生が同席されました。

担任の先生が話し出したのは
入院手術で1ケ月休んでしまったけれど
なんとか今まで単位を落とさずに
頑張ってくれた。
ただ2月の教科の単位を1つ落として
しまったので進級が難しい事。

来期は休学して2月の教科だけ単位を取るか
同じ学年をもう一年やるか。
という内容でした。

私は、親として出来れば
このまま立ち止まらずに進ませてあげたい。
もう1年やるという事が息子にとっても
私にとっても簡単な事ではない事。
合否の判定基準はどこにあるのか。
という事を質問し、困った担任が
教務担当の先生を呼びに行くという事態に
なりました。

私は、息子はこの体で今まで単位を落とさず
やってきた。たった1つで諦めきれない
と、訴えましたが学校の判断が
覆る事なく息子の留年は決定しました。

息子が入学した時から
手術の時もいつも息子を気に掛けて
くれる教頭先生が、泣いている私を
玄関の外まで送ってくれました。

「お母さん。ごめんなさいね」

退院してくる息子を待って
テストをしてくれた学校側の気持ちも
先生方の気持ちも、
この教頭先生の言葉に込められていました。

本日も、お読みいただき
ありがとうございます。



今日のとらちゃん

ざんねんだニャ












































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サイトメガロウイルス感染症

2019年09月21日 | 日記
職場を出た私は直ぐに
「休みをもらえたから帰るね!
病院に行く支度をして待ってて」と
息子に電話をしました。

息子は私に「頑張って1人で
病院に行って」と言われたものの
どうにもこうにも動けずにいた様子でした。

Ⅰ医大に行くと、
先生とコーディネーターさんが
待っていて下さって、直ぐに
診察と検査をしてから点滴が始まりました。

結果は、サイトメガロウイルス感染でした。

腎移植手術を受けたレシピエントは
免疫抑制剤を服用しているために、
特にサイトメガロウイルスに感染しやすい
傾向があるようで、主治医の先生が
この感染を想定していてくれた事で
入院する事なく息子は自宅に帰る事が
できました。

いつもながら迅速な対応をしてくれた
コーディネーターさん。

豊富な知識と経験で息子を診て下さる
主治医の先生。

そして、忙しい中私を休ませてくれて
仕事を頑張ってくれている
あゆみ達同僚に、私は改めて感謝をしたのです。



本日も、お読みいただき
ありがとうございます。














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働く母親の葛藤

2019年09月19日 | 日記
術後4ケ月目になろうという
12月17日息子の体調が悪化しました。

微熱が続き、倦怠感と食欲不振、
嘔吐が止まらず、なんとか水分が摂れる
状態でした。

17日が日曜日だったので、
18日朝、コーディネーターさんに連絡をして
外来予約を入れてもらいました。

私の職場が11月から繫忙期に入り
有給休暇が取りずらくなっていたので、
息子になんとか1人でⅠ医大まで行くように
言って、私はお弁当を持って仕事に
出掛けました。

車の中で(あの状態で車を運転して
事故にあってしまったらどうしよう。
せっかく腎移植手術をしたのに
何かあったら取り返しがつかない)と
心配しながら私はハンドルを握りました。

今すぐ帰って一緒にⅠ医大に
行ってあげたい。
だけど仕事が忙しいのがわかっているのに
休めない。

葛藤しながら職場に着いた私は
始業ぎりぎりまでコーディネーターさんに
メールで息子の状態を報告しました。

その様子を見たあゆみが
「師匠!こっちは大丈夫ですから
行ってあげてください!」と
休みたいと言えなかった私の背中を
押してくれました。

上司に相談して休みをもらった私は
助っ人のつっちーが来てくれるのを待って
職場を後にしたのです。



お読みいただき
ありがとうございます。
つづきます。













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保育園のママ友会(2)

2019年09月16日 | 日記
仕事の都合でランチ会に参加できなかった
ひとちゃんと「お酒を飲みながら話そうか~」と
いう事になり、夜2人で会いました。

久しぶりにお互いの近況を話しながら、
美味しい料理でお酒を飲みました。

息子の話を打ち明けると
「いろいろあるね」と言って
2人でカウンターの前を黙って見つめました。

言葉がなくても
分かり合える。そんな時間でした。

術前、横になる事が多くなった息子を
1階の私の部屋で休ませる事にしました。

2階で使っているセミダブルベッドを運ぶのは
容易ではないので、
ひとちゃんのご主人が経営する会社に
シングルベッドがあればと思い
聞いてみました。

「ちょうど1つ空いてるよ!
搬入は休みの日に行くから心配しないで!」
と、言ってくれて、休みの日に
ご主人と2人でベッドを運んで来てくれて
私の部屋に入れてくれました。

いつものようにひとちゃんは
「休みの日にやっているんだから
何もいらない」と言って
今回も困っている私を助けてくれたのです。

ひとちゃん。いつもありがとう。



ひとちゃん達が運んでくれたベッドに
1番乗りでくつろぐ、とらちゃん。









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保育園のママ友会

2019年09月15日 | 日記
私には息子が保育園の時に知り合い、
子供たちが成人した今も
お付き合いをしているママ友がいます。

子供達は小中高と別々で、
母親の年齢も違うのに気が合い、
今でも、ゆうこ幹事の集合がかかると
休みを合わせてランチをしています。

集まれば、それぞれに言いたいことを言い、
話題はころころ変わり、
同じタイミングで
2人同時に話をしているなんて事は
しょっちゅうあるのに、
みんな相手の言いたいことが
わかってしまう。

約20年付き合ってる仲の
阿吽の呼吸とでもいうのでしょうか。

そんな賑やかなランチ会も
私が息子の病気の話をした時は、
一同が絶句し、場がシ~ンと静まり返りました。

自分の子と同じ様に
小さい頃から見てきた息子の事を聞いた
ゆうこちゃんはショックで言葉が出ない様子でした。

ひととうり話を聞いたようこちゃんは
「ちよっと家に行ってくる!」と言って席を立ち、
息子に飲ませて欲しいと水素水を持ってきて
くれました。

ちーちゃんは、
目に見えない力がある娘ちゃんに電話をして
状況を説明し、いろいろ聞いてくれました。

そんな辛い時を一緒に過ごし、
息子も私も元気になった今では、
私のブログの応援団として
毎回楽しみに読んでくれています。

フォローのやり方が解らずに、
グループラインで、あ~だこ~だと
悪戦苦闘しながら、今でもフォローできずにいる
私の楽しい仲間たちなのです。



本日も、お読みいただき
ありがとうございます。






















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