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風のスケッチブック

些細な記憶の断片
記憶を記録しておくこと
想いを残さないために

マイ レヴォリューション

2025-03-20 18:37:19 | 日記

 

〜1986年頃のできごと〜

アトリエには色々な職業の大人たちが

絵を描きに来ました

床屋さん、魚屋さん、デザイナー、会社員、

美術教師、歯科大学の学生、医局員、元バレリーナ、

ボクサーを息子に持つお母さん………

 

ある日魚屋さんが なぜか花に顔のある油絵を

描きあげました

普通に静物画を描いていた普段の魚屋さんの絵は、

決して上手とは言えませんが、素朴な魚屋さんの

人柄が自然に込められていて、私は隠れファンでした

しかしこの日の魚屋さんの絵には無理がありました

何があったのでしょう

 

こういう時の先生の対応には倣らうものがありました

決して否定はせず、思い切った表現を嘘のない言葉で

労ったのです

 

その後魚屋さんがどうしたのか、記憶には残っていません

 

 

 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (siro)
2025-03-21 09:24:56
当時青二才だった私には、この時の魚屋さんがヤケクソをやっているように見えて、しかもどこか先生におもねる気配も感じられ、痛かったのです。
先生はそれを承知していたからこそ、魚屋さんを傷つけないように気をつけたのではないか…そう解釈しています。
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Unknown (PAJ)
2025-03-21 08:38:33
とても面白い絵トストリー😊
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