話題の映画が、ついに公開された。
私も観に行きたいが、噂では初日から大盛況で混雑しているらしい。
もう少し経ってからの方がいいかな?
「ザ・コーヴの反証映画に込めた日本人監督の思い(シネマトゥデイ)」
「海外全てが反捕鯨ではない~八木監督(産経ニュース)」
一方で、反社会的勢力による攻撃も・・・
「公式HPにサイバー攻撃(産経ニュース)」
産経ニュースの記事も指摘しているように、「山の人には山の、海の人には海の食べ物がある」(太地町長)と食文化の尊重を主張する立場と、「どんな動物であれ、食用に殺されるのは嫌だ」(「ザ・コーヴ」のシホヨス監督)とする菜食主義者の立場の間には絶望的な距離がある。
おそらく理解し合うことは不可能だろう。
しかし、理解はできなくとも、自分と異なる価値観を尊重することはできる。
それがダイバーシティというもの。
他者の価値観に対する不寛容は、人種差別などの不当な人権弾圧にもつながる。
太地町に集まる反捕鯨活動家たちの主張が通ってしまうような世界は、極めて危険だというべきである。
少なくともわれわれは、クリスマスの七面鳥の大虐殺を真顔で非難するような愚は犯すまい。
それでは彼らと同じレベルに堕ちてしまう。
捕鯨を許容する立場を冷静に、理路整然と、しかし力強く明確に発信し続けること。
それしかないように思う。
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