本日の隅田川。
濁りもだいぶ抜けて、今週末は釣り日和かな、と思っていたら・・・
木曜日から金曜日にかけて、熱帯低気圧が通過していくらしい。
ウネリが残って、またまた夜磯はお預けかな・・・(>_<)
話は変わるが、最近気に入っているテレビＣＭがある。
某宅配ピザチェーンの「マツコ・コマツコ」シリーズ。
その中に、こういうのがある。
コマツコ「最高に美味しーい♪」
マツコ「ＣＭで『最高』なんて言うと、注釈出るわよ。」
※画面右下に、「個人の感想です」というテロップが出る。
コマツコ「注釈なんて、誰も見てないと思う。」
ナレーション「見てます！」
・・・というもの。
景品表示法で禁じられる「優良誤認表示」を防止するための対応が形骸化して、何でもかんでも「個人の感想です」と言っておけばいいんじゃね？という風潮をパロッたものだろう。
健康食品の場合も薬事法対応で同じようなことが行われている。
そのことの是非はさておくとして、この「個人の感想です」という口上は、釣り具の広告においても非常に便利に使えるのではなかろうか、と思った次第。
あらためて釣り雑誌やネットなどを見てみると、釣り具業界の広告（商品プロモーションを目的とした記事を含む）には「最高」「最強」などいささか大げさな表現が目立つ。
本来、こうした表現は客観的なデータに裏付けられていなければならず、開発者やテスターの主観をそのまま広告の文字にすると問題になる場合がある。
そこで、この魔法の呪文の出番。
「唯一無二なコンセプトと最高の素材、熟練職人の至高の技術が生み出した究極のロッド！」などとグレーゾーンの言葉の羅列で煽った後に、「個人の感想です」としれっと一言入れるのである。
あくまでも個人の感想であるから、客観的データもへったくれもない。
好きなことが言える。
「滑らかな回転が100年続く（かもしれない）リール。全てのリールが過去になる。」
・・・個人の感想です。
「このサビキが一番！他のどんなサビキよりも釣れる！」
・・・個人の感想です。
「究極のアクションでフィッシュイーターの五感を直撃！ターゲットはイチコロ！もう他のルアーは使えない！」
・・・個人の感想です。
そんな身も蓋もないことを言うお前は釣り具業界に何か恨みでもあるのかって？
いえいえ、とんでもない。めっそうもございません。
ただ、世の中どんどん窮屈になっていくなあ、と思って。
・・・個人の感想です。
