このところ、どういうわけだかさっぱり魚が釣れない。
魚が釣れないということは、管理人にとっては地球滅亡の危機にも等しい一大事である。
なんとかしなければならない。
幸いにも、今朝は大潮の満潮と朝まずめが重なる絶好の潮回り。
これで釣れなければ嘘だ。
絶対釣ってやる！
早朝3時、わが愛車「流星号」のトランクに釣り道具一式を積み込んで出発した。
今日のBGMは、映画「アルマゲドン」のサウンドトラック。
AEROSMITHの"I DON'T WANT MISS A THING"を大音量で鳴らしながら、国道128号線を突き進むシャトル（車）。
気分はすっかりブルース・ウイリス（笑）。
途中の釣餌屋で餌とコマセを仕込み、朝5時前、大沢漁港に到着。
天気予報によれば、今日は朝のうち北の風がやや強く吹くということだが、ここは背後の崖が風を遮ってくれるので、北風にはめっぽう強い。
空はまだ真っ暗。
荷物を担ぎ、左側堤防先端の船道が狙えるャCントに入る。
ターゲットは、またまた性懲りもなく「アジ」。
釣れるまで、徹底的に狙ってやるのだ。
3号磯竿に、ケミホタルを付けた発泡ウキ、かめやま式カゴテンビン、吹流し式サビキ仕鰍ｯをセットして、釣り開始。
付け餌はオキアミ。
ウキ下を2ヒロとって、沖の船道を狙っておりゃっと遠投し、アタリを待つ。
東の空が明るくなり、ヘッドライト無しでも手元が見えるくらいになった頃、スパッとウキを消しこむ本日初のアタリ。
釣れたのは、体長20センチ弱のレギュラーサイズのアジ。
素直に嬉しい。
その後も、1投ごとに1匹ずつアジがヒット。
今日はいけるかも♪
そして、7回目のアタリであわせを入れたとき、今までとは全く違う重量感がロッドに伝わってきた。
メジナでも鰍ｯてしまったかと思い、半ば強引にラインを巻き上げてくると、なにやら大きくて細長い銀色の魚が。
なんだなんだ？
そのまま慎重に堤防上に抜きあげみて、びっくり。
なんと、体長32センチ、今シーズン最大の尺アジであった。
めっちゃうれしい！
しかし、この尺アジを最後に、パッタリとアタリは途絶えた。
ウキ下を3ヒロ、4ヒロと下げてやっても反応無し。
空がすっかり明るくなってしまったので、アジ達は再び沖の深みへと戻ってしまったのだろう。
正味30分ちょっと。
あっという間の短い時合いだった。
これ以上粘っても無駄なので、ここでの釣りはこれで終わりにして、荷物を担いで車へと戻った。
今日は数こそ出なかったが、思ったとおりのャCントで、狙い通りにアジが釣れたことが嬉しい。
しかも尺アジのおまけつき。
やったね♪
車に荷物を積み込み、エンジンを鰍ｯる。
カーオーディオから流れるのは、荘厳な「アルマゲドンのテーマ」のメロディ。
薄雲の隙間から差し込む朝日が、管理人と大沢の海を照らす。
まるで地球でも救ったかのような達成感とともに大沢漁港を後にした管理人であった。
＜つづく＞
※管理人からのお願い
ここ大沢漁港は、かつて漁業者と釣り人とのトラブルにより全面立ち入り禁止になっていたいわくつきの場所です。
今後二度とこのようなことが起きないよう、マナーを守って釣りをしてください。
①迷惑駐車厳禁
漁港内には駐車スペースはないので、車は崖上の道路わきの路肩に邪魔にならないように停めること。
②ゴミやコマセを捨てない
ゴミは各自持ち帰ること。
③漁師さんの作業の邪魔をしないこと
第一・第三土曜日は漁協の定休日なので漁師さんもお休み。管理人もこの日にしかここには来ません。
④獲ってはいけないものは獲らない
当たり前のことですが、かつてこの港が「釣り人立入禁止」になった原因はこれです。
以上
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＜追記＞
大アジは、刺身にしていただきました。
身がしまって、脂も乗っててウマー♪
美味しい魚に合うのは、勝浦・串浜の地酒「東灘」。
冷やでそのまま、くいっとね。
