お父様とお母様（奥さんの）がやってくる。
外房の片田舎へやってくる。
孫に会うためやってくる。
前日の夜、電話で「夕飯は何が食べたい？」と尋ねる奥さん。
そして、お約束の回答。
「千葉の美味しいお魚が食べたいわ♪」
はいはい、わかりました（笑）。
よくできた働き者の婿殿がさっそく調達してまいりましょう。
このところ、日々の雑事に追われて、釣りに出鰍ｯようという気持ちの余裕がなかった。
今週末も、何もなければ多分昼まで爆睡していただろう。
釣行のきっかけを与えてくれた奥さんと義父母に、ある意味感謝である。
車に釣り道具一式積み込んで、いざ出発！
すれ違う車もまばらな深夜の国道を南下する。
BGMは、奥さんから借りたNEYO。
いいじゃん、これ♪
NEYO "BECAUSE OF YOU" (2007)
午前４時、ＫＧ某テトラに到着。
ここ数日の冷え込みにもかかわらず、結構な数の釣り人が竿を出している。
バッカンで海水を汲んでみると、思ったほど冷たくない。
うん、これなら期待できるかも♪
さっそくテトラ上に釣り座を構え、いつものカゴフカセ仕鰍ｯで釣り開始。
付け餌はオキアミＳサイズ。
コマセが効き始めた５～６投目から、ぼつぼつとアジのアタリが出始めた。
20～23センチのレギュラーサイズを中心に、時折25センチ級の良型も食ってくる。
タナは1ヒロ半程度と浅め。
アタリもはっきりスパッと出る。
まるで晩秋のパターンのようだ。
さすがに入れ食いとはいかないものの、夜が明けるまでの間、飽きない程度に釣れ続いた。
本日の獲物（最大26センチ）
午前７時、コマセが底を尽いたところで納竿。
予定通り、今夜の晩餐に必要な数は確保できた。
ＧＯＯＤ ＪＯＢ！
良型アジの引きも堪能できて、気分はすっきり爽快。
食糧調達は、人が最も効果的に達成感を得ることのできる作業だと聞いたことがあるが、全くその通りだ（笑）。
車に戻り、少し仮眠をとってから勝浦の朝市へ向かう。
毎年恒例の「勝浦ビッグひなまつり」が開催されていることもあってか、朝市通り周辺は大変な人出である。
人ごみをかき分け、イカの塩辛、キンメの干物、地物の野菜などを両手いっぱい調達。
さらにいつもの酒屋で、勝浦の地酒「腰古井」の純米酒をゲット。
こいつは人肌のぬる燗がめっぽう美味い。
さあ、今夜は久しぶりに親父殿と差しで一杯だ♪
でも、その前に今日使った釣り道具の塩抜きをして、釣ったアジをさばかなくちゃ。
ああ、やっぱり今日も忙しい（笑）。
